NHK Eテレで「仕事学のすすめ・安藤 忠雄」が始まりました。 (毎週水曜日 全4回)
安藤 忠雄さんは高校卒業後、独学で建築家を目指し、
建築界のノーベル賞と言われるプリッツカー賞を受賞し、
現在は東大の名誉教授です。
建築界では異端児と言えるでしょう。
安藤さんの生き方、考え方が面白くて、私は、若い頃から話を聞いてきました。
私の好きな光の教会 (茨木・春日丘教会) は予算が無く、エアコンがありません。
コンクリート打ちっぱなしの教会は、夏は汗が流れるほど暑く、冬は底冷えする寒さです。
舞子の住宅は3階のリビングから、眼の前に広がる明石海峡を見る事だけを優先して、
他の生活空間はがまんする設計です。
いずれも建築家と住む人の、少ない予算、狭い土地と言う条件の中で、
何を優先して何を切り捨てるかと言う、ぎりぎりの闘い、生きざまを感じます。