テーマで巡るカルチャー講座とヨーロッパ旅行案内に参加しました。 (朝日カルチャー教室)
「西洋美術鑑賞のコツ」ではクリムトを題材にした鑑賞の仕方を学びました。
今年はオーストリアの画家、グスタフ・クリムトの生誕150周年でウィーンの美術館では、特別展が催されています。
私はクリムトについては官能的な作品が多いという程度で、何も知りませんでした。
有名な「接吻」ですが、男性は四角い柄、女性のは丸い柄で、これにも意味がありました。
丸い柄は始まりも終わりもなく、女性を神に例えているとか、
官能に浸りすぎると危険だと、崖の上に描かれていると説明がありました。
(この足元は崖でしたか…)
下のモデルはクリムトの義理の妹で、愛人です。
顔に比べて全身のバランスとか、遠近感の無い描き方は今までの技法を否定しています。
右の女性は、男性を死に至らしめる女性です。右下に首が見えます。
(右下に…解説されるまで、気がつきませんでした)
鑑賞のコツは
(1)センスで感じる~容姿の第一印象
(2)画家と様式を知る(美術史)~プロフィールと肩書き
(3)教養で主題を詠みとく~何を伝えようとしているのか
解説を聞くとなるほどと面白い講座でしたが、自分の勉強不足を思い知らされた講座でもありました。