風に吹かれてburabura日記

今日も、いつもの暮らしの出来ることに
感謝です。

「学んで旅する・ワクワク旅フェア」です。

2012年03月22日 | 日記

 テーマで巡るカルチャー講座とヨーロッパ旅行案内に参加しました。 (朝日カルチャー教室)

「西洋美術鑑賞のコツ」ではクリムトを題材にした鑑賞の仕方を学びました。

 

今年はオーストリアの画家、グスタフ・クリムトの生誕150周年でウィーンの美術館では、特別展が催されています。

私はクリムトについては官能的な作品が多いという程度で、何も知りませんでした。

有名な「接吻」ですが、男性は四角い柄、女性のは丸い柄で、これにも意味がありました。

丸い柄は始まりも終わりもなく、女性を神に例えているとか、

官能に浸りすぎると危険だと、崖の上に描かれていると説明がありました。

(この足元は崖でしたか…)

下のモデルはクリムトの義理の妹で、愛人です。

顔に比べて全身のバランスとか、遠近感の無い描き方は今までの技法を否定しています。

右の女性は、男性を死に至らしめる女性です。右下に首が見えます。

(右下に…解説されるまで、気がつきませんでした)

   

鑑賞のコツは

(1)センスで感じる~容姿の第一印象

(2)画家と様式を知る(美術史)~プロフィールと肩書き

(3)教養で主題を詠みとく~何を伝えようとしているのか

解説を聞くとなるほどと面白い講座でしたが、自分の勉強不足を思い知らされた講座でもありました。