文屋

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●「憂鬱と官能を教えた学校」を読みながら、梅雨の晴れ間にサッカーを待つ。

2010年06月24日 18時17分23秒 | 日録雑感


朝から
ローリング・ストーズ。

「刺青の男」。うち2曲には、ソニー・ロリンズが参加している。
ほんとかね。確かに、ジャズマンの吹くテナーだが、
ロリンズのテイストは、ほとんど感じられず。どど、ブローで
キング・カーティスというならわかる。

それにしてもローリング・ストーズのブルースの受容、模倣と
独自の昇華は、驚きべきもの。
ブルースの底のところに、アラブやカリブのフォークロア・テイストが
見えてきたりする。ジョジューカやってるやつなんか。

ぼくは、「ステイール・ホイールス」というアルバムが好き。

次に、クルーニー・シスターズのジャズコーラス。

ローズマリー・クルーニーがいるコーラスグループのアルバム。
緩みすぎ。クルーニーの洒脱がほとんどいかされていない。



昨日から、河出文庫ででた
菊池成孔の「憂鬱と官能を教えた学校」という本を読み始めたものだから
どんどん、CDをかけて、流している。

この本、前にでた「東京大学のアルバート・アイラー」の
もっと詳細な講義録で、

バークリー・メソッドという、アメリカのポピュラー音楽を教える
法則をたどって、バッハから、パーカーから、マイルス、キリンジなんかまで
横断しながら、音分析している。

菊池の講談風の語りが面白い。
速度感、なかなかいい。

ナディア・ブーランジェと老舗のうなぎ屋なんぞの同居など。



午後からは、

ジョン・ケージ

ジョン・コリリアーノ

アルヴォ・ペルト

などの現代音楽ポップ。

途中、お口直しに

ブラームスの2番と
レスター・ヤングのキーノート盤。





と、そうこうしているうちに
サッカーもはじまってくるだろうに。

梅雨の、合間の晴れの一日。




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