すごい気持ちのいい天気。
朝から、岡崎公園で開かれている「古本まつり」へ。
探していたのは、
杉本秀太郎著「伊東静雄」。
会場すべてを見る。見つからず。
ひょっとしたらすでに持っているかもしれない。
読んだ記憶がうっすらある。
セガンティーニの絵画との関係、「半身」の考察など
批判的に読み返そうと強く思っているからこそ探しているのだが
でも何が書かれているかが記憶されているということは、
事務所のどこかにあるのだろう。
自宅ならば、もう探すことも不可能。
で、何も買わなければいいのに次の7冊を購入。
●谷川俊太郎「コカコーラ・レッスン」500円
「朝の手紙」やこの「コカコーラ・レッスン」は大好き。前衛にファッション
が加わって、ため息がでるほどいい。菊池信義の装幀も秀逸。
●ハンスリック著「音楽美論」100円
18世紀の音楽批評。彼は、ブルックナーに批判的だった。バッハやヘンデル
それからベートーベンの後期にも批判的。なんでだろう?という訳で。
●小林秀雄「作家の顔」100円
目次の「中野重治君へ」「正宗白鳥」「三好達治」など
●石原吉郎「新選 石原吉郎詩集」200円
「北條」「足利」「満月をしも」など、読み返したかった詩集集。
●道元「正法眼蔵弁道話・随聞記」700円
西尾実の訳。前々から、西尾実の著書は集めている。見やすい、上
下段、対訳。
●西脇順三郎「西脇順三郎詩論集」800円
思潮社がこんな立派な本を出していたんだ。目次に「考えをかくすもの」
「ナタ豆の現実」「音響と思考」など。老境というか、洒脱で暴力的
な詩の定義集。驚きべき、毀誉褒貶。
●永田耕衣「山林的人間」2000円(初版)
ずっと欲しかった本。永田が其角や西脇、道元、一休などについて
述べている。人文書院。
なかなかいい収穫だった。
★
事務所に出社して、仕事。
連休明けの多忙を予測したら頭痛。
モーツァルトの交響曲39番を
ミヒャエル・ギーレン指揮の南西ドイツ放響で聴く。
広がり、晴天、切り込み。
モーツァルトの39番に感嘆。
例の萩原さんのための焼酎、いつしか妻に飲まれてしまいました。すみません・・・・・・。
とにかく、5~6月中には僕から事務所にお邪魔するか、イノダでコーヒーしたいです。よろしくお願い致します。
*
さて、
道元「正法眼蔵弁道話・随聞記」
西脇順三郎「西脇順三郎詩論集」800円
永田耕衣「山林的人間」2000円(初版)
僕はまだ30歳代なので、上記の中では、あれらが特別うらやましかったです。
★
モーツァルトの交響曲40番が好きだと白状すると、とあるごとに「べた」と言われます。
一生涯、音楽では、追いつけませんが、のろのろ追いかけております。
それでは、失礼いたします。
よくぞ、交響曲を41作も作ったものです。
ピアノ協奏曲も27つ。
40番は、哀愁ありますね。安息も。
ぼくは、プラハから後の交響曲を
いろいろ聴いています。
40番は、
一枚のCDに、
トスカニーニ、フルトヴェングラー、ワルター
指揮の演奏しているものを持っていて
通して聴いたりしています。
クーべリック
ブロムシュテット盤が好きです。
いまは、大阪の日本橋で
300円で売っていた
ブロムシュテット・ドレスデン国立管の
シューベルトの5番8番9番
の美しい響きにうっとりしています。
8番9番は、ベートーベンなのに
5番は、まるでモーツァルトです。
道元は、かないません。
わけがわからなくなりますが
まず「山水経」をなんとか読み込もうと
思っています。
ジャズは、最近驚いているのは
いつもそうなのですが
コルトレーンとミンガスです。
とくにミンガスのベースの音
一音一音におののいています。
ハイチの戦いの歌
など。