ジャクソンズ(The Jacksons)
『Destiny』(1978)
これ、最高です。
掛け値無し。最高です。
マイケルのヴォーカルは「成熟」の直前です。
正に、熟れようとしている、その瞬間、と言う感じ。
そして、サウンド・プロダクツは、正に「熟れた」瞬間、と言った感じ。
この両者のバランスが、このアルバムの魅力、だと思います。
1978年、マイケル19歳。
時期から想像して、スバラシイ出来に決まってる、
とは思っていましたが、ココまで素晴らしい作品だとは思ってませんでした。
ファンキー。
タイト。
キャッチー。
勢いにプラスして、緻密さがあります。
緻密さが、勢いを殺していません。
最高のバランスで、作品が仕上がったんデスね。
The Jacksons @London Destiny Tour 1979 (Things I do for you)
一番気に入ったトラックは「Things I Do For You」。
Bメロにあたる部分のマイケルのヴォーカルのグルーヴがスゲェです。
CDなら49秒から、このYouTube映像なら、46秒からの一節です。
16分音符での、裏拍で、裏、裏、裏、裏、一瞬のオモテ、そして裏、裏。
このヒトのヴォーカルが生むグルーヴ感って、スッゲぇね。
「一瞬のオモテ」が生む加速感。最高だと思います。
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自宅の棚のマイケルのコーナーからゴソッと
CDを取り出し
プレーヤーの前に積んで聴いていた最近、
改めて、このアルバムを聴いても、新しい発見と
感動有りでした。
ここから、ソロへ向かって、どんどん右肩上がりに
良くなっていくので、(好きになっていくので)
通過点ではありますが、このアルバムも大好きです。
「ジャクソンズ」でのヴォーカルは、
ソロよりも屈託の無い感じがあって、
個人的には、こちらの方が好きかな~、
と思っています。
とは言っても、「トップ・ソウル・シンガーの中の一人」ではない、
圧倒的に突き抜けた一人、になるのは、
やっぱり『スリラー』からなんでしょうね。
『BAD』以降、きちんと聴いていないので、
聴かねばならないな~と思いつつありまス。