Pa'Lante!(パランテ!)

ジャズじゃ、ロックじゃ、サルサじゃ、ソウルじゃ、ファンクじゃ、歌謡曲じゃ、ジャージャー。

ガッツリ濃くて甘い天然ジュースなサウンドです。

2007-11-15 23:48:15 | Latin Jazz
ヘスス・アレマニー(Jesús Alemañy's ¡Cubanismo!)
『Malembe』(1997)

キューバン・ラテン・ジャズ&ソン。
そんな感じのアルバムっス。
ガッツリ濃くて甘い天然ジュースなサウンドです。
いいアルバムでっせ。

ちなみに「キューバン・ラテン・ジャズ」という言い方って、あんまりないと思いますが、アフロ・キューバン・ジャズ、ではちょっとニュアンスが違うんデス。個人的には「アフロ・キューバン・ジャズ」って、USAの影が濃い気がします。USAから見たキューバ、みたいな感じ、あるいは、USAで演るキューバン・ジャズって感じですね。
で、このアルバムは、全体的に、USAの影は濃くないと感じます。モチロン、ラッパやサックスのフレーズとか、分解して行けば、ま、分解しなくてもパーツを見れば、USAの影響はアッチコッチに見えまくってるンですけど、トータルでは、結局、どう聴いてもキューバなんスよね。だから、「アフロ・キューバン」じゃないンすよね。

夜も濃ければ、昼も濃い。
人も濃ければ、音楽も濃い。
まさにキューバって感じ。
その上で、ヘススのあんちゃんのラッパの音色のツヤっぽさってば、最高デスな。

サウンド的には、ダンソン~ソン~チャチャチャと言った伝統のリズムから、ピロンとかの新しいリズム、そんで、スリリングなギミックだらけの当時(1997年)のディンバ(ハードサルサ)のニュアンスも見え隠れしてたりしてマス。やっぱ、スゲェ深いし楽しいし、こういうの聴くと、やっぱりキューバとブラジルには、カナワンなぁと思い知ります。アタシャ、ニューヨーク・ラテン派なワケなんデスけど、やっぱ、「元祖ラテン」「本家ラテン」の産地は凄いね。

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