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ジェリー・ゴンサレス&フォート・アパッチ・バンド(Jerry Gonzalez & The Fort Apache Band)
『Moliendo Cafe』(1992)
久しぶりに聴きましたけど、アイヤ、コリャまたカッコいいですな。
簡単に言うと、"60年代のマイルスの黄金のクインテット"とラテン・リズムの融合です。
ま、ジェリー・ゴンサレスは一貫してそうなんでしょうから、別にこのアルバムだけが、そうだって訳ではナイと思いますが、まぁ、そういう音楽デス。
ラテン・リズム、と言うと開放的な音楽を想像する向きもありましょうが、ラテン・リズム自体に「開放的」というベクトルは、ワタシは、無いと思っておりまして、で、このアルバムで聴ける音楽は、もちろん、緊迫型のビリビリした音楽デス。開放されてもいなければ、青空も見えない。どっちかと言うと、冬の曇り空。そんで、その曇り空が、ゾクゾクするほど魅力的って事なんですが、キューバ系ラテン・リズムの精緻なアンサンブルと、60年代マイルス的なピリピリした空気が、そういう曇り空を生むンですよ。スゴイね。
曲は、数曲のオリジナルの他は、「Summertime」「Stardust」と言った古典的スタンダードから、「Obsesion」「Moliendo Cafe」と言ったラテン・スタンダード、そんで、ジョビンの「Corcovado」までやってます。あと、当たり前のようにショーター(Wayne Shorter)の曲もやってマス。スタンダード曲は、いずれも、ストレートな演奏ではなく、上述の曇り空の演奏で、重厚な寒色な演奏になってます。
一番のお気に入りはラストの「To Wisdom The Prize」。緊張感を伴った、爽快ではないスピード感がスッごいスリルです。とにかくカッコええです。
弱点は、やはり、マイルス・クインテットに雰囲気が似てしまう事。
それは、曲が持つ空気って事だけではなく、ソロも、なんとなとくマイルスっぽいトコロが多かったり、ショーターみたいだったり、ハンコック的だったりってトコまで含めてです。
とは言うモノの、このカッコ良さは、あくまでもフォート・アパッチの物だし、ラテン・ジャズは、フツーのジャズに比べ、ソロよりもアンサンブルから受ける感動の割合が高いンだからして、欠点というには当たらない。
どっちにシロ、カッコイイ事に変わりはナイ。
聴きましょう。
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『Moliendo Cafe』(1992)
久しぶりに聴きましたけど、アイヤ、コリャまたカッコいいですな。
簡単に言うと、"60年代のマイルスの黄金のクインテット"とラテン・リズムの融合です。
ま、ジェリー・ゴンサレスは一貫してそうなんでしょうから、別にこのアルバムだけが、そうだって訳ではナイと思いますが、まぁ、そういう音楽デス。
ラテン・リズム、と言うと開放的な音楽を想像する向きもありましょうが、ラテン・リズム自体に「開放的」というベクトルは、ワタシは、無いと思っておりまして、で、このアルバムで聴ける音楽は、もちろん、緊迫型のビリビリした音楽デス。開放されてもいなければ、青空も見えない。どっちかと言うと、冬の曇り空。そんで、その曇り空が、ゾクゾクするほど魅力的って事なんですが、キューバ系ラテン・リズムの精緻なアンサンブルと、60年代マイルス的なピリピリした空気が、そういう曇り空を生むンですよ。スゴイね。
曲は、数曲のオリジナルの他は、「Summertime」「Stardust」と言った古典的スタンダードから、「Obsesion」「Moliendo Cafe」と言ったラテン・スタンダード、そんで、ジョビンの「Corcovado」までやってます。あと、当たり前のようにショーター(Wayne Shorter)の曲もやってマス。スタンダード曲は、いずれも、ストレートな演奏ではなく、上述の曇り空の演奏で、重厚な寒色な演奏になってます。
一番のお気に入りはラストの「To Wisdom The Prize」。緊張感を伴った、爽快ではないスピード感がスッごいスリルです。とにかくカッコええです。
弱点は、やはり、マイルス・クインテットに雰囲気が似てしまう事。
それは、曲が持つ空気って事だけではなく、ソロも、なんとなとくマイルスっぽいトコロが多かったり、ショーターみたいだったり、ハンコック的だったりってトコまで含めてです。
とは言うモノの、このカッコ良さは、あくまでもフォート・アパッチの物だし、ラテン・ジャズは、フツーのジャズに比べ、ソロよりもアンサンブルから受ける感動の割合が高いンだからして、欠点というには当たらない。
どっちにシロ、カッコイイ事に変わりはナイ。
聴きましょう。
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この作品はまさにカッコいいとしか言いようがないですね。
1曲が短めなので聴きやすいのもいいですね。
個人的には長い曲が好きですが、
アパッチバンドをはじめて人に聴かせるときは
この作品を貸すことにしてます。
でも、ラテン・ミュージシャンとジャズ・プレイヤー以外に、なかなか理解してくれるヒトが周りには現れません。puente_palmieriさんの周りの方々はどうですか。
1人だけ理解してくれそうな人を発見したので、
これから洗脳しようかと思っているところです。
私のブログでもコメントをしてくれる方は、
みなさんミュージシャンの人たちばかりです。
やっぱりミュージシャンズミュージシャン
という感じなのでしょうか。
私は楽器は一切できないのでちょっと悲しいです。
そもそも、ラテンジャズを聴いてみようとしてくれるヒトからして、ビックリするくらい少ないですし・・・