2001年
角川文庫
☆
版画館の警備員、風見国彦は不思議な少女にであう。
彼女は毎日決まった時間にやってきて
アントニスゾーンの版画「バベルの塔の崩壊」の前に立ち尽くしていた。
田村正義が教鞭をとっている学校で殺人事件が起こる。
第一発見者の田村は、殺人現場に置かれていたバベルの塔の絵に気付く。
事件は連続性を帯びてきて、現場には必ず”バベルの塔”があった。
飛鳥部氏の作品は、最後になって「えっ?それ?」って感じが多いが、
今回は、途中で犯人が分かるというか、そこまでも織り込み済みなんでしょう。
人の精神の均衡がくずれるところを表現していたんでしょうか。
ただ、主人公の一人が終始”大人”であった事が、
この本自体があやうい雰囲気の中で均衡をとっていた気がする。
バベル消滅 (角川文庫)
角川文庫
☆
版画館の警備員、風見国彦は不思議な少女にであう。
彼女は毎日決まった時間にやってきて
アントニスゾーンの版画「バベルの塔の崩壊」の前に立ち尽くしていた。
田村正義が教鞭をとっている学校で殺人事件が起こる。
第一発見者の田村は、殺人現場に置かれていたバベルの塔の絵に気付く。
事件は連続性を帯びてきて、現場には必ず”バベルの塔”があった。
飛鳥部氏の作品は、最後になって「えっ?それ?」って感じが多いが、
今回は、途中で犯人が分かるというか、そこまでも織り込み済みなんでしょう。
人の精神の均衡がくずれるところを表現していたんでしょうか。
ただ、主人公の一人が終始”大人”であった事が、
この本自体があやうい雰囲気の中で均衡をとっていた気がする。
バベル消滅 (角川文庫)
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