1996年
中公文庫
☆☆☆
会津贔屓であるが、それほど新撰組が好きなわけではない。
どうしても、粛清が多すぎて血なまぐさすぎる。
この本は、短編集となっていてさまざまな隊士のエピソードが描かれている。
さすが司馬遼太郎としかいえないくらい、
それぞれの人物の魅力が引き出されていて、
やはり粛清の話が多いがそれでも楽しめる。
もともと、中国史的な本が苦手であったが、
司馬遼太郎の「項羽と劉邦」を読んですっかり中国歴史モノが好きになったくらい
司馬遼太郎の文章は面白い。
そして、新撰組であるが
どうしても近藤勇という人が好きになれない。
なんとなく、三国志の劉備を思い起こすような人物としてしか捕らえる事ができないからだ。
この本を読んでも、多分土方歳三という人がいなければ
これほど名前を残す事が出来なかったんじゃないかとおもう。
新撰組が好きではないといっても、
斉藤一は好きな人である。
斉藤一の話も出てきてそれも面白いが、
やはり沖田総司が出てくるものはなんだかほほえましくて好きである。
ただ、沖田総司が明るい性格で・・・と、書かれていても
最後を知っているだけに、なんだかほろ苦い気持ちにもなる。
全体的に、隊士の魅力がでていて面白い。
新選組血風録 (中公文庫)
中公文庫
☆☆☆
会津贔屓であるが、それほど新撰組が好きなわけではない。
どうしても、粛清が多すぎて血なまぐさすぎる。
この本は、短編集となっていてさまざまな隊士のエピソードが描かれている。
さすが司馬遼太郎としかいえないくらい、
それぞれの人物の魅力が引き出されていて、
やはり粛清の話が多いがそれでも楽しめる。
もともと、中国史的な本が苦手であったが、
司馬遼太郎の「項羽と劉邦」を読んですっかり中国歴史モノが好きになったくらい
司馬遼太郎の文章は面白い。
そして、新撰組であるが
どうしても近藤勇という人が好きになれない。
なんとなく、三国志の劉備を思い起こすような人物としてしか捕らえる事ができないからだ。
この本を読んでも、多分土方歳三という人がいなければ
これほど名前を残す事が出来なかったんじゃないかとおもう。
新撰組が好きではないといっても、
斉藤一は好きな人である。
斉藤一の話も出てきてそれも面白いが、
やはり沖田総司が出てくるものはなんだかほほえましくて好きである。
ただ、沖田総司が明るい性格で・・・と、書かれていても
最後を知っているだけに、なんだかほろ苦い気持ちにもなる。
全体的に、隊士の魅力がでていて面白い。
新選組血風録 (中公文庫)