ババァの小言に耳を貸せ!

ババァである私が日々感じたことや体験したことを綴ります。

十三人の刺客

2010年11月06日 | 映画
映画のタダ券をもらったので
久しぶりに旦那と2人で「十三人の刺客」を観て来た。
最近リスペクトの三池崇史監督の作品だし
迫力ある決闘シーンの評判も良いし
きっと見ごたえある作映画になっているはずだ!

江戸時代末期、
次期老中への就任が決定している将軍の腹違いの弟で
極悪非道の限りを尽くす明石藩主の稲垣吾郎ちゃん
彼が老中になり更に好き勝手するようになったらどうなる事か・・・
その事を憂慮した老中から暗殺の命が
役所広司に与えられる。
侍として生きながらも刀を抜く事も無く
生涯を終えていく太平の世に
どう侍として死んでいくか
常に考えていた彼に
死に場所が与えられたのだ。
同じ志を持つ12人の侍が集められ
参勤交代で国へ帰る稲垣吾郎ちゃんを襲撃する。
先回りの為、山道を進む彼らに
野人の伊勢谷友介が加わり13人になる。
せっかくの美しい伊勢谷さんが小汚い野人とは・・・
三池監督・・ずいぶんな使い方をしてくれるじゃないかヽ(´Д`)ノ
・・って言うか他にも
豪華な俳優人を湯水のように使っている贅沢な映画だ。
この映画は
ひとりひとりの心情を細かく描くのではなく
侍がどんな死に様を見せるか・・・がテーマだ。
愚かな暴君に使えこれも侍の定めと命を落としていく侍
正義や義を貫く為に自分の命をいとわない捨て身で渾身の刀を振るう侍
侍ではない13人目の刺客の野人は
最後ひょうひょうと山へ帰って行く。
それに引き換え
侍でひとり生き残った山田孝之は
「侍なんてまっぴらだ」と言いながらも
投げ捨てようとした刀が手から離れない。
強く握りすぎていて手から離れられなくなったのかとも思ったけど
侍であることを捨てられないと言う事なのだと思った。
とにかく、
13対300人の決闘シーンは圧巻だ。
仕込んだ仕掛けや弓矢で半数くらいまで倒すのだけど
最後は刀を握り
ゲームの戦国無双か?ってくらい
切って切って切って切りまくる。
切りまくりすぎて逆に痛みを感じなかった。
だから意外と最後まで平気で見れた。