防災士日誌

自然災害における防災活動、救助訓練などの参加レポート

避難情報三類型の避難勧告等一覧

2010-07-08 20:13:07 | 防災・減災 知識

こんばんは


ここ数日、鹿児島の大雨による土砂災害や東京の局地的大雨による浸水被害と雨
の影響による被害が多発しています。


鹿児島・南大隅町で土石流続く 集落に被害、けが人はなし(共同通信) - goo ニュース


今日は、ご存じの方もおられるかもしれませんが、避難情報について説明します。


避難準備情報(要援護者避難情報)

発令時の状況    ・要援護者等、特に避難行動に時間を要する者が避難行動を
              開始しなければならない段階であり、人的被害の発生する可
              能性が高まった状況

住民に求める行動  ・要援護者等、特に避難行動に時間を要する者は、計画され
               た避難場所への避難行動を開始(避難支援者は支援行動を
               開始)
             ・上記以外の者は、家族等との連絡、非常用持出品の用意
              等、避難準備を開始

避難勧告       

発令時の状況    ・通常の避難行動ができる者が避難行動を開始しなければな
              らない段階であり、人的被害の発生する可能性が明らかに高
              まった状況

住民に求める行動  ・通常の避難行動ができる者は、計画された避難場所等への
              避難行動を開始

避難指示

発令時の状況    ・前兆現象の発生や、現在の切迫した状況から、人的被害の
              発生する危険性が非常に高いと判断された状況
             ・堤防の隣接地等、地域の特性等から人的被害の発生する危
               険性が非常に高いと判断された状況
             ・人的被害の発生した状況

住民に求める行動  ・避難勧告等の発令後で避難中の住民は、確実な避難行動を
               直ちに完了
             ・未だ避難していない対象住民は、直ちに避難行動に移るとと
              もに、そのいとまがない場合は生命を守る最低限の行動


※自然現象のための不測の事態等も想定されることから、避難行動は、計画された
避難場所に避難することが必ずしも適切ではなく、事態の切迫した状況等に応じて、
自宅や隣接建物の2階等に避難することもある。



これから豪雨災害の危険が増す時期になり、同時に土砂災害の危険性も増します。

の説明にもあるように自然災害の危険性がある時は不測の事態も考えられます。

皆さんの住まわれている地域の特性や状況を普段から考えておき、いざという時に
備えてください。


それでは今晩はここで終わります。


おやすみなさい。


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ありがとうございます。 (防災 士郎)
2010-07-09 22:43:18
as様、いつもありがたい意見ありがとうございます。

自主防災組織の面からの解説は考えていなかったですが、一度自主防災組織の面からも更新してみます。

ありがとうございました。
返信する
自主防災組織にも触れられたらいかがですか。 (as)
2010-07-09 00:22:10
非常に今日の発生時がらを速報し、又、避難方法、特に要介護支援者の避難誘導等の大切さ、今の世の中、人間関係の希薄が問題でもあり、いかに地域住民及び近隣の人とのコミニケーションの大切な時期・復活させる時期でしょう故、何らかの機会に如何に”共助・共働”の重要性を自主防災組織の面からも解説されて、見てはいかがでしょうかね。
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