防災士日誌

自然災害における防災活動、救助訓練などの参加レポート

防災士を目指したきっかけ

2008-11-23 23:24:03 | Weblog

こんばんは。

日中、外は寒かったですが少し寒さがやわらいだ感じがします。
今日はブログの順番が入れ替わりましたが、私が防災士を目指したきっかけをお話したいと思います。

【阪神・淡路大震災】

 前回の「野島断層」の際に私の父が阪神・淡路大震災の8ヶ月ほど前(前回のブログでは半年としてしまいましたが・・・申し訳ありません)に亡くなった話を少ししましたが、父は寡黙な人というのと10年以上もの長い闘病生活というのもあり1日に一言話すかどうかという生活でした。
でも亡くなった瞬間から火葬場での最後のお別れまで泣いてばかりだった記憶があります。
それからしばらく母と2人暮らしでしたが家の中がどうしても暗くなってしまうので、母が知人に子犬を譲り受けてきました(私のプロフィールの写真の愛犬です)。
愛犬が来てからは家の中も少しずつ明るくなりました。


しかし愛犬が来てから4ヵ月後の1995年1月17日に阪神・淡路大震災が起きてしまいました。


当時は通勤で使っていた電車が止まってしまい会社には行けなかったので家でニュースを観ていると次第に被害の状況が明らかになり、震災の甚大さに驚愕した記憶があります。
それから毎日ニュースを観ましたが、今でも何より心に残っているのが地震で親や子供を亡くした人たち、それに飼い主を失ったペットたちでした。

※写真は震災時の傷跡です。

 【家族】

阪神・淡路大震災が記憶から薄れ、約4年後に妻と出会い震災から10年後に息子ができました。
息子が生まれた時に亡くなった父とのいろんな記憶がよみがえりました。
今、父が元気でいてくれてたらいろんな話ができたのになって、後悔と寂しさを感じる時があります。
父が病気で亡くなってもこんな気持ちなんですから、自然災害や不慮の事故で家族を亡くされた方たちの気持ちは計り知れないと改めて感じました。

【衝動】

そんな時、ある防災センターに友人と行く事があり、防災体験をしたのですが、途中に被災直後の街並みを再現した場所で「パパ、ママ、怖いよ~助けて」と家の中から録音されたものが流れてきて、それを聞いた時は全身に電気が走った感じがしました。
もし自分が被災して子供を残してしまったらって思うと、何かしないといけない衝動に駆られました。
いろいろと調べていたら防災士のサイトにたどり着いたわけです。
サイトにある防災士のするべき事を読んで、これだと思い資格取得に動きました。
普段、勉強なんて面倒で嫌いだった私が生まれて初めてといってもいいくらい猛勉強しました。
そのお陰か資格を無事取得し、今に至ります。
日本は1990年代より地震の活動期に入ったと言われています。
自然災害は突然やってきます。
その時に防災・減災をしっかりしていれば自然災害で亡くなる確立が大きく減らせます。
何もしないで大切な人を亡くせば後悔してもしきれないです。
ブログ内で何度も言ってますが、どうか自分自身、最愛の人たちや友人、知人を守れる防災・減災はしてください。

それでは今日はここまでにします。

おやすみなさい。


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