防災士日誌

自然災害における防災活動、救助訓練などの参加レポート

奈良県天川村 災害ボランティア

2011-09-13 19:13:48 | 災害ボランティア活動

こんばんは


10日(土)に台風12号の豪雨災害による被害で天川村に災害ボランティアに行ってきまし
たが、すぐにブログに更新するはずが消防団の定例会があったり、会社の書類作成があっ
たり、いろいろとあり更新が遅れてしまいました。。。

今回のボランティアは、私が住む市の社会福祉協議会より電話があり、9月9日より13日ま
で奈良県天川村で災害ボランティアがあると連絡がありました。
8日には先発で行かれるとの事で私が所属する市民災害ボランティアも一緒にとお誘いを
受けました。
しかし、8日9日と甲種防火管理者講習があり私は行けなかったので、10日(土)にしてもら
いました。

10日(土)は、朝4時半に起き、橿原神宮前駅前ロータリーからボランティアバスに乗り天川
村に向かいましたが、行く途中バスの中で2年前の兵庫県佐用町豪雨災害時の事を想い
活かせる事がないか考えていました。

現地につくと違和感が・・・佐用町の時は、ボランティアセンターから被災者宅まで泥が乾い
た道のりに、埃がひどく所々に泥があったのに、天川村では道路に泥?というものがなく、
埃もあまりなく、一見被害が少なかったのかと思ってしまうほどで、のちに被災者の方から
話を聞くと、豪雨により水位が一気に上昇したのに、水が引くのも早く家屋内の床下にも泥
が溜らなかったみたいです。
しかし床上浸水がひどく畳や家電製品、家具などが水に浸かってしまい廃棄しなくてはい
けないものが多くまた家自体が古く水を含んだ床は抜けてしまいそうで、補修費などもあり
被災者の方にとってとっては今後大きな負担となりそうです。





今回、被災者の方のニーズは、水に浸かってしまって使えなくなった畳や家電製品などを
廃棄場所に持っていく作業でしたが、週末のボランティアのせいか、朝一番の廃棄物が夕
方には倍近くの量になっていたのには、水害での損失が大きいという事が分かります。

天川村での災害ボランティア中に被災者の方が山を指し2カ所の崩壊現場を教えてくれま
したが、現実にみると自然の脅威を感じました。





その後も、天川村で行方不明になられている教師の方が住まわれていた教員住宅も見に
いかせていただきましたが、言葉を失うしかありませんでした。
私が行った時より消防のレスキューが水中を捜索しておられましたが、今日(9/13)の段階
でも見つかっておられません。
本当に1日も早く見つかってほしいと心より願います。
(教員住宅の写真は撮ってはありますが、今回は掲載いたしません。)


被災者の方にはお見舞いを申し上げるととに、亡くなられた方がたには心よりご冥福をお祈
りします。


合掌