防災士日誌

自然災害における防災活動、救助訓練などの参加レポート

消防団 救助資機材取扱い講習

2010-10-24 18:38:44 | 研修・訓練
こんばんは


鹿児島県奄美市の豪雨災害での報道をここ数日観て、本当に被災者の苦労が伝わってきます。
すでに災害ボランティアの方々が現地に入り活動しておられますが、私自身は行けずにいてもど
かしい気持ちですが、現地で頑張られてる災害ボランティアの方々にただただエールを送るばか
りです。


今日は、消防団の研修で、『消防団員救助資機材取扱い講習』が消防学校であり、行ってきまし
た。

これは、近年、消防団活動においても地震や風水害といった大規模災害時に救助活動や各種
事故への対応ができるようにと、総務省消防庁が主催で全国的に行なわれています。


講師は、東京消防庁OBの3名の先生でした。

講習内容

◎ 座学  60分 (資機材の取扱い要領、資機材の点検・整備及び安全管理)

◎ 実技 195分 * 手動油圧カッター及びストライカー 
               ※ストライカー(携帯用コンクリート破壊器具、大型万能ハンマー)
             * チェーンソー
             * エンジンカッター


座学では、すでに送られていた、消防団救助資機材等取扱の基本要領のDVDを観ていたので、
復習みたいなものでしたが、ここでは講師の方が現役時代に体験した救助の事例を聞かせて
もらえました。

さぁ実技ですが、参加者を3班に分け、私の班は手動式油圧カッター及びストライカーの実技から
入りました。
今回、訓練は実際の車を使用し、事故で車内に人が閉じ込められたと仮想し、ストライカーでドア
部分に隙間をつくり、隙間に手動式油圧カッターを差し込みドアをこじ開けるという訓練でした。
写真がなくてすいません。

次に、チェーンソーですが、これは技術系災害ボランティアのkurosawaさんが講師をされた移動
寺子屋 in 名古屋での講習や、同じ防災士会の事務局長の知り合いの林業をされていた方の
講習で、実際に扱った事があったので、特に問題なくできたのですが・・・この実技では3人1組と
なり、切断役、安全管理役、指揮者役で、指揮者の時の指示が・・・
しかしチェーンソーは災害ボランティア時に役立つので、今回の講習でチェーンソーの実技はあり
がたかったです





最後に、エンジンカッターですが、これは班の皆ができたわけでなく、この実技も3人1組でしたが、
1回の実技に時間がかかり、私は安全管理役でした。
しかしせっかくエンジンカッターを使える機会で、諦めきれず休憩時に特別にさせていただきました。

講師の先生も熱心さを認めてもらったのか、逆に熱心に指導していただきました。





無事、すべての講習が終了し、機材の片づけを皆でしましたが、講師の先生に呼ばれ熱心さを
買われたのか、エンジンカッターの片づけを手伝いがてらにいろいろと教えていただきました。

講師の先生からも、分団に帰ってもできるだけ資機材を使うようにと言われましたが、市の消防
団には、救助資機材搭載車はありませんが、救助資機材はあるみたいなので、また使えるチャ
ンスがあれば積極的に使わせてもらえればと思います。


鹿児島県奄美市の話に戻りますが本当に、被災者の皆さんにお見舞い申し上げます。
私も何か違うかたちで力になれればと考えます。


それでは今晩はここで終わります。


おやすみなさい。