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ソクズ・8~大塚なかおね公園

 大塚なかおね公園外周に咲いている「ソクズ(蒴くず※)」。ガマズミ科(レンプクソウ科←スイカズラ科)ニワトコ属の多年草で7~8月に茎先に散房状の集散花序を出し直径3~4ミリの小花を多数咲かせる。花序にはところどころに黄色い杯状の花外蜜腺がありそこにアリがひっきりなしに訪れている。
 ※くずの漢字は草かんむりに羽にふるとり
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カワラニガナ・3~生育環境

 キク科ニガナ属の「カワラニガナ(河原苦菜)」。中部地方以北に分布する多年草でほぼ河川敷の砂礫地などに生育している。こういう環境は大雨によって時々冠水するが、他の植物はこういう環境を好まず競争相手は少ないのだろう。
 あきる野市環境委員会などの調査報告によれば、昨今の異常出水による生育立地の減少、流水の富栄養化、外来種の繁茂などによる個体数の減少を指摘している。確かに多摩川中流域では個体群は減少しているようだ。近年はダム建設により流水量が制御され流水量が制御され河川敷が水没するような事態はゲリラ豪雨が増えているとは言え大昔と比べればそれほど激変したとは考えにくい。個体数の減少は更に温暖化などを含め複合的な要因ではないかと愚考している。同じような環境に生育しているカワラノギクも多摩川では消滅してしまった。
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トゲヂシャ・2~葉

 キク科アキノノゲシ属の「トゲヂシャ(棘萵苣)」。写真は茎の下部の葉の裏側だが葉脈上に細かいトゲが見える。チシャとはレタス(キク科アキノノゲシ属)のことで海外ではトゲヂシャの美味しい料理方法が紹介されているようだが中毒も多く発生しているらしい。トゲヂシャには有毒成分があり鎮静、鎮痛、不安の緩和などの薬効があるが、大量に摂取すると頭痛、吐き気、幻覚、呼吸麻痺などを引き起こすという。
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