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ヒマワリ・2~筒状花

 キク科ヒマワリ属の「ヒマワリ(向日葵)」。北アメリカ原産の一年草で16世紀にイギリスに伝わり“Sunflower(太陽の花)”と呼ばれた。ヨーロッパでは観賞用に栽培されロシアに拡がると食用として改良されていった。日本には江戸時代前半に渡来したようだ。
 ヒマワリは花の周囲に舌状花が並び中央の円盤部分には筒状花が密生している。写真は筒状花を拡大したものだがこれを見てヒマワリだとはすぐにはわからないだろう。筒状花は外側から咲き始め中心に向かって咲き進む。花は雄性先熟で5本の雄蕊が結合した集葯雄蕊が花粉を出し雌性期になると先端が2裂した雌蕊の花柱が現れる
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ニワウルシ・2~果実

 多摩川河川敷で大きく育っている「ニワウルシ(庭漆・樗)」。ニガキ科ニワウルシ属の落葉高木で中国原産。日本には明治時代色に渡来し街路樹などに利用された。今は河川敷や林縁などで野生化している。雌雄異株で6月頃に緑白色の小花を円錐状に多数咲かせる。ニワウルシは高木になりなかなか花を間近で見られないが、ここでは枝を長く伸ばし目の高さで果実を見ることができた。来年は忘れずに雌花を確認しよう。ちなみに雄花はこちら
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