元サラリーマンの植物ウォッチング第7弾。写真はクリックすると大きくなります
多摩ニュータウン植物記Part7
ハクウンラン・4~下柚木2

これまでハクウンランは“高尾山6号路”、“奥高尾”、“高尾山いろはの森コース”で見ていたが、最近はそこでは見られなくなっている。おそらく大雨による土砂で流出したかと思うが盗掘の可能性も考えられる。ここ下柚木の雑木林では昨年地元の専門家から発見連絡があったが私が見に来た時は既に花が終わり葉しか残っていなかった。そこで今回は1年越しの探索。明るい雑木林の中の道は雑草や笹が生い茂り以前は見えていた地面は全く見えない。まさに“けもの道”の様相でマムシも潜んでいそう。そこを藪漕ぎしながら去年葉を見たポイントにやっと辿り着き辺りの草を掻き分けて探した。草丈はわずか8~9センチで唇弁の幅は3~4ミリの小さな株だがこの日は幸運にもすぐに見つけることができた。花を見るのは2年振りだ。
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ヒメチドメ・1~大平林道

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ウラジロ・3~奥高尾2

高尾山系では景信山や一丁平でツキノワグマの目撃情報があリ去年は八王子市役所付近の浅川にも現れていた。日本各地でクマ被害がニュースになっており高尾山系でもいつ起きても不思議ではない。ツキノワグマは人を食べるために襲ってくるのではなく、人を怖がっており自分が逃げるために攻撃するので抵抗せずに数分耐えれば逃げていくと言われているがこれはあくまでも一般論。クマがパニックになれば何をするのかわからない。やはり山歩きの際は最悪の事態を想定して細心の注意を払って臨みたい。
写真は“大平林道”の斜面に生えている「ウラジロ(裏白)」。ウラジロ科ウラジロ属の常緑性シダ植物で暖地の山地の山肌などに生育している。ウラジロは1年目は渦巻き状の芽が1対立ち上がる。2年目は前年の2枚の葉の間から葉柄を伸ばしその先端から新たに2枚の葉が出る。3年目も同じように葉が出て積み上がっていく。そのために段の数を数えればその株が何歳なのかわかる。確かここでは2年前に同じ株を見ていたがそれよりもずいぶん大きくなった。
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