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ナツフジ・3~大塚公園3

 大塚公園外周の生け垣に蔓を伸ばしている「ナツフジ(夏藤)」。マメ科ナツフジ属のつる性落葉木本で東海地方以西に自生している。関東地方は分布域ではなくこれは国内帰化種。花期は7~8月で長さ10~20センチの総状花序を出し長さ1.5~2センチの淡黄白色の蝶形花を多数咲かせる。旗弁の中央は少し濃い色になる。
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番外編・16~夏富士

 日本人にとって富士山はかけがえのない存在であり、太古から信仰の対象としてだけでなく文化芸術の世界でも富士山を対象としたものは数えきれない。関東平野からはどこからでも富士山を見ることができる。私が子供の頃は高い建物はほとんど無く、近所の空き地から遠くに富士山が見えていた。今はどこに行っても富士山が見えるかどうかを確認するのが身についてしまっている。もう半世紀ほど前になるが、私が勤めていた会社の東京本社ビルが千代田区大手町にありその高層階からは100キロ先の富士山が綺麗に見えていた。夕陽の方向なので“赤富士”がとても美しかったが昭和55年に2~3キロ先に赤坂プリンスホテルが完成するとその姿が半分隠れてしまい。ガッカリしたのを覚えている。
 国立市で建設中の分譲マンションが“富士見通り”から富士山が見えなくなるとして周辺住民がかねて建設計画に反対していたが、先日、施工者は引き渡し直前のビルを解体することに決めた。この問題に対しては色々な意見があるが、そもそも計画当初の段階でもっとしっかりと議論しておけばこんな結果にはならなかったとは思う。
 写真は数年前、サラリーマン時代に出張の際に飛行機から“夏富士”を撮ったものだが、お蔵入りにするのはもったいないので載せることにした。上空から見る富士山もまた美しい。ちなみに“春富士”“秋富士”“冬富士”はこちら。
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