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カワミドリ・3~唇弁花

 シソ科カワミドリ属の「カワミドリ(河碧・川緑)」。日本全土の山野に生育する多年草で草丈は80~100センチ。7~9月に茎頂に花穂を出し紫色の唇弁花を多数咲かせる。小花の花冠は長さ8~10ミリ。上唇は浅く2裂し下唇は3裂して中央裂片が大きい。雄蕊は4本で下の2本が長く花冠から突き出ている。
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番外編・17~リュウゼツラン葉

 キジカクシ科(←リュウゼッツラン科)リュウゼツラン属の「リュウゼツラン(竜舌蘭)」。その多肉質の葉を竜の舌に喩えている。葉の1片の長さは1~1.5メートルになりその縁には黄色い斑が入る。そもそも葉に黄色い斑が入らないアオノリュウゼツランが基本種であり本種は観葉植物として栽培されていたが、日本に最初に入ったものが斑入り種でそれをリュウゼツランと呼んだために後から入ってきた基本種のほうにやむなく“アオノ”の名を冠することになった。写真は千代田区の日比谷公園のもので後方には葉に斑が無いアオノリュウゼツランが開花している。

♪♪夾竹桃の花は 紅い花
  私の涙は 銀の鈴
  お諏訪の森の風は
  日見の峠を越えて来る
  親の便りをのせながら
  あの人の面影を しのばせて
  龍舌蘭の夢は 白い夢
  私の心は 灰神楽
  寺町通りの風は
  銅座の川から吹いて来る
  夢を見るには 醒め過ぎて
  見返り柳を ふるわせる
(『女郎花』
作詞・作曲:さだまさし 歌:グレープ 昭和50年)
(JASRAC許諾第J210129422号)
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シマサルスベリ・10~蕾

 ミソハギ科サルスベリ属の「シマサルスベリ(島百日紅)」。鹿児島県~琉球に自生する落葉高木で樹高は20メートル以上になる。当地では自生は無く神代植物公園やここ昭和記念公園で見られる。6~8月に白い花を咲かせるがサルスベリよりも花期は短いようだ。今夏は神代植物公園で初めて開花を見ることができたが、高木で枝が高く望遠レンズで何とか花を確認した。昭和記念公園の株は目の高さに枝を伸ばしているので間近で見られると期待して先月から何回か様子を見に来ているが、全く花が咲く気配が無かった。シマサルスベリに表年、裏年の性質があるとは聞いたことが無いし、猛暑の影響もそもそもシマサルスベリは南方の樹なので暑さには強いはず。この日は20日振りに訪れると枝先にいくつか花序が出て蕾が確認できた。やっとここでも開花が見られそうだ。写真の奥に見える褐色のものは去年の果実の殻
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