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オカトラノオ・5~長沼公園

 長沼公園“野猿の尾根道”に群生している「オカトラノオ(丘虎の尾)」。サクラソウ科オカトラノオ属の多年草で長い総状花序を虎の尾に見立てている。オカトラノオは地下茎で繋がってしばしば群落を作るがそのためか全て同じ方向に花序を垂れ下げる。ひとつの小花は直径1センチほどの5弁花だが、ブロ友さんの『基部には6弁花もある』という情報で実際に確認してみると確かに6弁花があり中には4弁花もあった。
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番外編・11~ヤモリ

 我が家の洗面所の窓に張り付いている「ヤモリ(家守)」。ヤモリ科ヤモリ属の爬虫類で秋田県以南や中国東部、朝鮮半島に分布している。「ニホンヤモリ(日本家守)とも呼ばれるが日本固有種ではなく平安時代以降に大陸から渡来したと考えられている。体長は12~13センチで淡褐色の身体に斑がある。
 写真は家の中から窓を撮ったものでこの後外から撮ろうと思ったが残念ながら逃げられてしまった。以前、雨戸を開けた拍子に張り付いていたヤモリが中の畳に落ちたことがあった。トカゲと違って動きは遅いのでそっとつまんで外に出してあげた。ヤモリは昆虫やクモを捕食し人間に対して嚙みつくことはない。“家守”の字の通り家を守るものとして大事にする風習がある。
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クスノキ・3~強剪定

 東京都立大学南大沢キャンパス南側の幹線道路は約500メートルに渡って「クスノキ(楠・樟)」の並木道になっている。クスノキはクスノキ科ニッケイ属の常緑高木で関東地方以西に分布している。古くから寺や神社に植えられており樹高20メートル以上の巨木になることから御神木とされているものも多い。しかしここでは巨木になることはなく“街路樹”としての宿命で定期的に強剪定されている。常緑の葉があった枝はすべて切り落とされ太い幹と枝だけ残っていたがそこからまた元気に若葉が芽吹き始めている。
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