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カワラニガナ・2~絶滅危惧

 キク科ニガナ属の「カワラニガナ(河原苦菜)」。河原の礫地や砂地に生育する多年草で7~9月に直径1.5~2センチの頭花をまばらに付ける。ここは多摩川羽村堰から更に800メートルほど上流の広い河川敷で開花を信じて歩き回りやっと数株見つけた。カワラニガナは東京都レッドデータによると23区では絶滅(EX)、北多摩・南多摩では絶滅危惧Ⅱ類(VU)、ここ西多摩では準絶滅危惧種(NT)だったが、羽村市内では保護活動が行われており群落が戻りつつある。カワラニガナの学名は"Ixeris tamagawaensis”で"多摩川”の名が付いている。同じような砂礫地に生育するカワラノギクは多摩川では既に絶滅したとされ今は立川市の愛好家の保護下にある。
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アリノトウグサ・8~雄蕊

 初代林家三平さんは昭和世代には懐かしい落語家。私は落語好きでテレビで良く見ていた。どちらかといえば古典落語が好みだったので、三平さんのアドリブ落語はあまり好きではなかったが、実は古典落語もきっちりこなせる名人だったようだ。
 三平さんといえば『どうもすみません』だが、写真の「アリノトウグサ(蟻の塔草)」を拡大して見たら雄蕊が上に折れ曲がり『どうもすみません』をしていた。アリノトウグサはアリノトウグサ科アリノトウグサ属の多年草で全国の陽当たりの良い山野に分布している。草丈は10~20センチで花期は7~8月。写真は雄性期の花で基部から雄蕊の先端まではわずか2ミリほど。肉眼では雄蕊の形など全くわからなかった。
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モウズイカ

 別所やまざくら公園の京王相模原線沿いで見られる「モウズイカ(毛蘂花)」。ゴマノハグサ科モウズイカ属の越年草~多年草で北米やヨーロッパ原産。花径は2.5~3センチで雄蕊に毛が密生していることから名付けられている。
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