goo

アメリカネナシカズラ・1~花

 “東京森都心多摩ニュータウン東山”と名付けられた堀之内地区の大規模開発地。全部で681区画のビッグタウンで戸建て住宅が建ち並んでいる。周囲には堀之内寺沢里山公園、堀之内東山はぐくみの森緑地、堀之内東山そらみの森緑地、堀之内沖ノ谷戸公園などの自然が豊かで環境は抜群。しかし開発地の奥のほうはまだまだ更地の区画が多く雑草が伸び放題。その1区画に蔓を伸ばしていたのが「アメリカネナシカズラ(亜米利加根無蔓)」。ヒルガオ科ネナシカズラ属の一年草で、自身では葉緑素を持たず他の植物に寄生する。北アメリカ原産で、戦後、各地で帰化が確認された。花径は3~4ミリで雄蕊は5本ある。蔓は0.5~1ミリと細く黄色い。
コメント ( 14 ) | Trackback ( 0 )

ホウセンカ・2~果実

 ツリフネソウ科ツリフネソウ属の「ホウセンカ(鳳仙花)」。熱帯アジア原産の一年草で、夏に赤や白い花を咲かせる。写真は果実で長さ2~3センチのアーモンド形。その果皮は内側に巻き込もうとする力が掛かっていて、果実に何かが触れた瞬間に保たれていたバランスが崩れ、果実に裂けめが出来て果皮が巻き上がる。その時に中の種子が弾け飛ぶ。これは松木日向緑地のもの。
コメント ( 10 ) | Trackback ( 0 )

コチャガヤツリ

 堀之内東山そらみの森緑地のやや湿った野原に生育している「コチャガヤツリ(小茶蚊帳吊)」。カヤツリグサ科カヤツリグサ属の一年草で草丈は20~25センチ。数本の小穂がひとつの軸から伸び、花柄の先に花序が付く。従来“チャガヤツリ”とされてきたもののほとんどがコチャガヤツリであり、本物のチャガヤツリはより大型でごく稀にしか見られない。当地区でもコチャガヤツリしか確認されていないようだ。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )