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クサボタン・1~開花

 キンポウゲ科センニンソウ属の「クサボタン(草牡丹)」。“草”の名が付くが落葉低木で葉がボタンに似ていることから名付けられている。センニンソウやボタンヅルと異なり、茎は直立して70~80センチになる。花弁は無く釣鐘状の萼片の先端が4裂し反り返る。花後はセンニンソウのような綿毛の果実になる。雌雄異株のようだが果たして果実が見られるだろうか。これは裏高尾“小仏城山”付近の林道のもの。
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ヒメガンクビソウ

 高尾山“4号路”に咲く「ヒメガンクビソウ(姫雁首草)」。キク科ガンクビソウ属の多年草で草丈は15~25センチと小さい。頭花は直径4~5ミリで茎頂にひとつ付く。根生葉は花期にも残っている。ガンクビソウ属にはガンクビソウ、サジガンクビソウ、ヤブタバコ、コヤブタバコなどがあるが、その中で一番小さいので”姫”の名を付けられている。
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アキアオイ

 この界隈の家庭菜園などで良く見掛ける「アキアオイ(秋葵)」。アオイ科フヨウ属の一年草で、「オクラ(Okra)」と呼ぶのが一般的だが、オクラは英名で日本語ではない。8~9月に直径7~8センチの5弁花を咲かせ、花後の果実を食用にする。オクラといえばあのネバネバ成分だが、その正体は植物繊維のペクチン(Pectin)と、糖とタンパク質が結びついたムチン(Mucin)※。ペクチンにはコレステロールや血糖値を下げる働きがあり、ムチンには胃の粘膜を保護したりタンパク質の消化を促進する働きがある。更にカルシウムやカロテンなども多く含まれているので、夏バテ予防に適した野菜になる。

 ※本記事に頂いたコメントによると、ムチンは以前は“動植物”から分泌される粘質物一般とされていたものが、今年7月に、ムチンは“動物”から分泌される粘質物一般であると訂正されたようだ。
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