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アカバナ・6~生存

 上柚木地区の水路で見られる「アカバナ(赤花)」。アカバナ科アカバナ属の多年草で、山野のやや湿った場所に生育する。道路脇のこの水路は幅1メートル、深さ1メートルのコンクリート製で、底を流れる水の深さは普段は1~2センチ。アカバナはその底の両縁のわずかな土に着生している。去年の台風で高尾山では大きな岩がゴロゴロ流されて登山道がふさがれ、京王線高尾山口駅付近ではがけ崩れでしばらく運休になっていた。この水路もおそらく溢れんばかりの水がかなり長時間流れたはずで、ここに根付いていた数株は根こそぎ流失してしまったのではないかと心配していた。しかし去年のまま生存しておりむしろ花数が増えているようにも見えて嬉しい限り。
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ノブドウ・3~松木地区

 松木地区の道端に蔓延っている「ノブドウ(野葡萄)」。ブドウ科ブドウ属のつる性落葉木本で、その果実は青や紫や黄など様々な色に変化するのが楽しい。果実がカラフルに変化するのはノブドウタマバエなどが寄生して虫えいを作るためと考えられているが、虫えいではない正常な果実もカラフルになるとも言われている。ひとつずつ中を確かめるわけにもいかない。
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タカオヒゴタイ・2~蕾

 高尾山“4号路”で見られる「タカオヒゴタイ(高尾平江帯)」。キク科トウヒレン(唐飛廉)属の多年草で、写真は苞葉が伸びてきた蕾。長さは1センチほどで9月下旬に直径2センチほどの花を咲かせる。
 高尾山には1,600を超える種類の植物が生育しているが、高尾山で最初に発見されたものは、サツキヒナノウスツボ、シロバナオオバジャノヒゲシロミノアオキホシザキイナモリソウヤブザクラなど約60種類ある。またそれらのうち“高尾”の名が付けられたものは、タカオイノデ、タカオコバノガマズミ、タカオシケチシダ、タカオスゲ、タカオスミレ、タカオヒゴタイ、タカオフウロ、タカオホオズキ、タカオホロシ、タカオヤブマオ、タカオワニグチソウの11種類ある。
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