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ムヨウラン・1~高尾山3号路

 高尾山“3号路”で多く見られる「ムヨウラン(無葉蘭)」。ラン科ムヨウラン属の多年草で、葉緑素を持たない菌従属栄養植物。名前の通り葉を持たずベニタケ属やチチタケ属に寄生する。草丈は30センチほどになり、長さ2~2.5センチの花を総状に付ける。薄暗い登山道に咲くので見逃すことがあるが、ここでは10株程度が見頃で見易い場所では1株に2人が撮影している“密”状態。少し離れた位置で待機して順番を待ち、人がいなくなってから撮影した。
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オオバネムノキ・2~開花

 ネムノキより1ヶ月ほど早く咲き始める「オオバネムノキ(大葉合歓木)」。マメ科ネムノキ属の落葉高木で、ネムノキよりも葉が大きいことで名付けられている。ネムノキと同じように雄蕊が長いが、ネムノキの雄蕊は薄紅色になるのに対して、オオバネムノキは咲き始めは白く、次第に黄色く変化する。ネムノキやオオバネムノキの花期は梅雨の時期と重なり、美しく広がる雄蕊が、雨に濡れて萎れてしまうのが可哀相ではある。
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ギンリョウソウ・5~大塚西公園

 大塚西公園でシャクジョウソウを探している時に偶然見つけた「ギンリョウソウ(銀竜草)」。ツツジ科(←ギンリョウソウ科・イチヤクソウ科)ギンリョウソウ属の多年性菌従属栄養植物。ギンリョウソウが透明感のある白銀色に見えるのは、鱗片状になった葉や花の器官が薄く細胞が無着色のため、その透き間の空気が光を乱反射させているため。ユリやヤマボウシの花などの白色とは全く異なる。ギンリョウソウは当地では何ヶ所かで見ているが、ここでは初めてなので記録のために撮っておいた。公園管理者に伝えるとやはりここでは初めてとのこと。残念ながら群生ではなく、この1株だけだった。
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