堀之内寺沢里山公園外周の草むらに咲く「キバナノマツバニンジン(黄花松葉人参)」。アマ科アマ属の一年草で北アメリカ原産の帰化植物。松のように細い葉は乾燥地で葉からの蒸散を防ぐために適応していったのだろう。花は午後に咲くので午前活動型の私は出会うチャンスが無く、去年この存在を聞き、午後に探しに来た時は既に草が刈られた後だった。去年の二の轍を踏まないように、今年は3週間前からたびたび開花の確認に訪れ、この日、やっとその小さな花を見ることができた。花径は1センチほどで花弁は5枚。雄蕊は5本ある。
長芝原緑地下の歩道脇に生えている「タチイヌノフグリ(立犬の陰嚢)」。オオバコ科(←ゴマノハグサ科)クワガタソウ属の二年草で、ユーラシア大陸やアフリカ大陸原産。写真は蒴果の様子で、その幅は4~5ミリ。中に直径1ミリほどの扁平楕円形の種子が数個入っている。