トウダイグサ科 トウダイグサ属 イズナツトウダイ
本州の伊豆半島、房総半島で見られる多年草です。明るい林の中や林のふちで見られます。
茎は高さ20センチから40センチに立ち上がります。茎は途中で2本から3本に分かれます。
葉は対生、細長い卵形で縁はなめらかです。
茎の上部で5枚の葉が1回輪生してから花茎が5本に分かれます。
花茎の先に「苞葉」とよばれる葉が対生して花がつきます。
花は杯状で、三日月状の線体が4個つきます。
下の写真では、苞葉を持つ蕾が次にさく花として待機しています。
3枚目の写真は「ナツトウダイ」です、苞葉の形が葉柄側の広がった三角形で対生しています。
ナツトウダイは変異が多く、花茎が8本になったり茎の途中で葉が輪生したりします。
「ナツトウダイ」「イズナツトウダイ」が同じと言う説もありますが、苞葉の葉が明らかに違います。
ネットで検索すると「イズナツトウダイ」と書いてありながら、「ナツトウダイ」の写真が載っているものもあります。
2016年4月4日にこのブログで掲載した写真では、茎の下側と同じくらい細長い葉でしたので、明らかに別種と思います。お暇だったらご覧ください。
下は「ナツトウダイ」です。