キク科 フキ属 フキ
本州から四国、九州に分布する多年草、少し湿った草地や土手で見られます。
地下茎をのばして増え、群生します。
地下の茎から葉柄をのばして円形の大きな葉を１枚つけます、１部分が切れてまわりには鋸歯があります。
春先、葉の出る前に花茎が出ます、つぼみは「フキノトウ」とよばれ酢味噌にして食べられます。
花茎は立ち上がり、茎の先に萼で筒状花がまとまったものが多数つきます。
雄花のさく株と雌花の株があります。雄花のさく株は雄花の花糸多数が萼の外にのびます。
雌花のさく株は細い筒状の花がさき、花柱の先が開きます。
雄花茎、雌花茎とも１５センチから３０センチにのびます、茎の途中には細長い卵形の葉が互生します。
花が終わると雄花茎は枯れます、雌花茎はそのままのび１メートルほどになり、タンポポのような毛のついた種子を風で飛ばします。
