ケシ科 キケマン属 ムラサキケマン
北海道から本州、四国、九州に分布する越年草、やや湿った場所で見られます。
高さは20センチから50センチ、葉は2から3回の羽状複葉、ニンジンの葉によく似ています。
茎の先に花が房状に咲きます。
白色から紅紫色の花弁は4枚、外側は上下2枚に分かれ、内側は左右2枚の花弁が合わさっています。
外側の花弁は後ろ側へ袋状に突き出していて蜜腺があります。花柄が花の中央にあります。
雌しべは1本、雄しべは2本、花に潜り込んだ昆虫によって受粉します。
熟すとマメ科のような細長い莢の中に種ができます。莢は風や動物が触った衝撃で丸まって種を飛ばします。