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オオシマザクラ

2021年03月20日 11時32分54秒 | 

 バラ科 サクラ属 オオシマザクラ

 関東地方南部の房総から伊豆諸島に分布する落葉の高木で、日本固有の野生種です。

 成長が早く材質が細かいため、版木や建材、家具につかわれました。

 樹皮はつやがあるため茶筒や鉈の鞘に使われ、葉は塩漬けにして桜餅に使われます。

 薪や炭にも使われた説がありますが、桜の手入れをされている方はご存知でしょう、病気や害虫、剪定に弱い木を切りますか?

 花木生産の途中で出た、商品にならない枝ぶりの悪い木を切って薪にするならわかります。

 名前から伊豆大島が原産地とする説もありますが、噴火回数の多い火山島であること、潮風が強いことを考えると房総が原産地の可能性もあります。

 「オオシマザクラ」は、「ソメイヨシノ」の片親ですが、房総から運んだ木だったそうです。

 高さは10から20メートルにもなる高木です。花はソメイヨシノより早くさきます。

 白色の花弁は5枚、雄しべは多数、雄しべの花糸は白色から黄色、紅色に変化します。

 花が終わると果実になり、うすい黄緑色から紅色、黒色と変化して熟します。

 花がさくのと同時に葉が展開するのが特徴です。葉は卵形で先がとがり、まわりには鋸歯があります。 

 


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