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マルバウツギ

2020年05月30日 14時15分27秒 | 樹木

 アジサイ科 ウツギ属 マルバウツギ

 関東地方以西の本州、四国、九州に分布する落葉低木、林の縁や崖地などで垂れ下がっているのが見られます。

 葉は対生、卵形の葉で葉脈は葉先に向かった曲線です、まわりには細かい鋸歯があります。

 花弁は5枚、白色で大きく開きます。花の中心には橙色の花盤があり、雄しべ10本が囲んでいます。

 雄しべは、花盤の周りから平たい板のように花糸がのび、細くなって花粉の葯がつきます。

 雌しべは花盤簿中央から花柱がのび、先は3本に分かれます。

 果実ができても花柱が残りコマの軸のように見えます。

 「ウツギ」より花が大きく開き、葉が丸いので区別できます。

 


コゴメウツギ

2020年05月30日 14時15分11秒 | 樹木

 バラ科のコゴメウツギです。

 北海道から本州、四国、九州に分布する落葉低木です。山地の土手や林の縁で見られます。

 茎は株から立ち上がり、枝が多数分岐するので密生して見えます。崖地では垂れ下がります。

 葉は互生、三角形で葉先は尾のように細長くなり、まわりは羽状に切れ込み、鋸歯もあります。

 枝の先に花枝をのばし、多数の花がさきます。

 白色の花弁は二重についています、大きな方が本来の花弁で5枚、小さな方は萼の変化したもので5枚あります。

 雄しべは10本、雌しべは1本です。

 花がつぼみの時は小さな球形で、砕けた小さなコメのように見えるので「小米」と名前が付いたようです。

 「ウツギ」と名前がついていますが、バラ科です。

 下側の写真ではバラ科のモミジイチゴの葉と混じっています、間違えないでください。