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1日1冊108円・・・・・・最近そうでもない。

機動戦士ガンダムSEED①すれ違う翼 原作/矢立肇・富野由悠季 著/後藤リウ 2003年4月1日 角川書店(2回目)

2016-06-26 10:03:46 | ガンダム
まちっこっがっれっるぅーーー→1回目



○ここまでのあらすじ
戦争×現実×友との再会
もしくは
中立()×神業×ミゲルゥゥゥ





PHASE 02


「・・・・・・なんなんだよ! それ!」
 トールが叫び、かばうようにキラの前に出た。
「コーディネイターでもキラは敵じゃない! ザフトと戦って俺たちを守ってくれただろ!? あんたら見てなかったのか!?」
無理矢理戦わせたキラがコーディネイターだとわかったら銃を向ける。
キラ、次の出撃があったら裏切ろう(提案)


「あそこは現座の本艦の位置から、もっとも取りやすいコース上にある友軍です」
「‶傘のアルテミス〟か・・・・・・」
特殊な防御システムをもった要塞らしいよ。


クルーゼ隊対策にデコイを撒いて、アルテミスへしゅっぱーつ。
「それは囮だな。今ので私はいっそう確信した」
なかなかキレる男クルーゼ。
仮面のセンスさえ無ければねぇ。


 ここまで圧倒的な能力だとは、思いもしなかった。
学生組はキラがコーディネイターだとは知っていたけれど、
本気なら初見でMSの操縦余裕というレベルだとは全く想定していなかった模様。
凄すぎる力が呼ぶのは、称賛や驚嘆より・・・・・・(´・ω・)



先の戦闘でアスランの様子がおかしかったことに気付いたクルーゼ。
親友を『説得したい』アスランに、クルーゼは現実への覚悟を問う。
「そのときは・・・・・・」
 彼は顔を曇らせて言いよどんだ。だが、すぐラウを見つめ、きっぱりと言った。
「・・・・・・私が、撃ちます」
キラ対アスランがSEED前半の軸。



囮作戦をあっさり見抜いたクルーゼ隊がキタ――((;゚д゚))――!!
「キラ・ヤマト! ‶ガンダム〟、行きます!」
今の友達を守るため――キラ、絶望的な戦闘に出撃す。

どう絶望的かと言いますとー
「機種特定――これは・・・・・・! Xナンバー、X一〇二、X一○三、X二○七ですっ!」
それに加えてX三○三ことイージス。
奪ったのを全機投入。つまり\(^o^)/ってことだよ


いやー囮を見破った「読み」があってこその戦果ですなー
クルーゼ隊長さすが!よっ、この変態仮面!
「本艦底部より接近する熱源っ!――モビルアーマーです!」
『エンデュミオンの鷹』キタ――(゚∀゚)――!!


ここはフラガ大尉の作戦勝ちだな!な!
「『戻れない』?――ちぃっ、あの馬鹿!」
せやかて大尉!
ストライクは『X一〇二』デュエルと『X一〇三』バスター相手に1対2、
パイロットは素人のキラで、相手はザフトの「赤」コンビなんですよ!


そしてストライクはEN切れ。
\(^o^)/というところで、なんとイージスがストライクを『捕獲』。
<来るんだ、キラ。でないと・・・・・・俺は、おまえを撃たなきゃならなくなるんだぞ!>
「赤」、エースとはいえどまだ16歳の少年。
(コーディネイターは15歳で成人扱いらしいけど)
やっぱり撃てなかった模様。


その結果――
「おまえがあそこでよけいな真似をしなければ!」
「とんだ失態だよね。あんたの命令無視のおかげで」
クルーゼ隊のエリート4名は、
「何の成果も!!」
「得られませんでした!!」
『エンデュミオンの鷹』の有能さが目立った第1回アークエンジェル追撃戦でした。




アルテミスとうちゃーく。
 だが、入港前にムウが、秘密めいた口調でキラに言った。
「‶ストライク〟の起動プログラムをロックしておくんだ。きみ以外の人間には、誰も動かすことができないようにな」
えっ?
しかし、この指示が正しかったことはすぐ証明されることに。


 地球連合軍――とひとことに言っても一枚岩ではない。対‶プラント〟という共通の目的をもって、C.E.70に設立されたちきゅ連合だが、しょせん別々の国家の寄り集まりだ。北米大陸全土から中南米にまで及ぶ大国、大西洋連邦。かたやユーラシア連邦は、その名のとおりユーラシア大陸の北部から西部にかけた、北欧など一部の国家をのぞくヨーロッパ諸国を母体とする。この二国に加え、東アジア共和国やその他の小国で、地球連合は構成されている。寄り合い所帯のつねとして、利権や大国の思惑、互いへの牽制などもあって、足並みがそろっているとは言いがたい。
アークエンジェルとストライクは北大西洋連邦の秘密兵器で、
アルテミスアはユーラシアの系列・・・・・・あとはわかるな?


マリューたちの補給要請を無視して、AAとストライクを調べ始める基地司令ガルシア。
ストライクのパイロットの件もバレてしまいました。
どうやらこの『汚らしい男』、コーディネイターの力を軍事利用したい模様。
「ぼくはただの民間人です。軍人でも軍属でもありません。そんなことをしなけりゃならない理由がありません」
「――だが、君は裏切り者のコーディネイターだろう?」
おい


「いや、地球軍側につくコーディネイターというのは貴重だよ。心配いらない。君は優遇されるさ――ユーラシアでもな」
おk今すぐに黙れ・・・・・・ぶちころすぞ(´・ω・`)

コーディネイターの「生産」がピークを迎えたのがC.E,30年代らしい。
そしてコーディネイターにしんどい宇宙開発を押しつけて・・・・・・ってのが
ナチュラルとコーディネイターの対立を加速させたみたいなんだけど、
40年もあれば「地球の味方」だって「生産」できそうなもんだけどね?
でも連合内にはコーディネイターが1人もいないっぽいんだよなー。


なお『汚らしい男』ガルシアとアルテミスの愉快な仲間たちはー
「‶傘〟が破られた・・・・・・? そんな馬鹿な!」
クルーゼ隊のニコル駆るブリッツの活躍で宇宙の塵とな・・・・・・なってないだと!?
小説版ではなったことにします(決定)
とにかくニコルgj!!





PHASE 03


ナチュラルが操縦してもあれほどの性能を発揮するモビルスーツを、やつらは開発した――そういうことだぞ。わかるな、アスラン」
クルーゼ隊長とアスランはプラント本国にお呼び出し。
ヘリオポリスの件は流石に状況説明が必要ですわー。
んで、アスランの親父様パトリック・ザラはプラントの最高評議会の偉い人。
評議会の前に非公式でクルーゼとアスランに会って口裏合わせ。黒い(確信)


さて、アルテミスを無事脱出したアークエンジェルですが―
「実際のとこ、どうなんだ。やばいのか?」
「食糧は非常糧食もありますが・・・・・・問題なのは、弾薬と水ですね」
ゴミ虫どものせいで補給できなかったもんね。

ザフトは撒いたのに水不足で全滅とか笑えない・・・・・・
「不可能を可能にする男かな、俺は?」
あっとうてきひらめき


アスランは評議会での報告を無事終えました。
連合の新兵器の威力に、動揺を隠せない偉い人たち。
 そうか――と、アスアンは思う。――これは、恐怖だ。
 ナチュラルより能力的には遥かにまさっているはずの彼らなのに、なぜかその心の底には自らより劣る種への根強い恐怖感がある。それは、理屈に合わない不可解な行動を示す、相手の不確実性に対する恐れなのか、かつての迫害を思い起こしたものなのか、それとも――
 ――それとも、自らを生み出した種に敵対するという行為そのもの――『親殺し』の禁忌に触れる、根源的な恐怖心なのか・・・・・・?
アスラン(世代)は「『血のバレンタイン』許すまじ!」という
同胞が犠牲になった事件に対する義憤が戦場に立つ動機みたいなんだけど、
親世代は「それほどの事件をも引き起こすもの」を恐れている?
「ザフトの赤服アスラン」
 「お前さんは何もわかっちゃいねぇよ・・・」
 人間(ナチュラル)の 底すらない悪意を・・・・・・!!


ちょろっとアークエンジェルサイド。
『不可能を可能にする男』の策は―
「けど、しょうがねえだろ! 俺たちは生きてるんだ――ってことは、生きなきゃなんねえ、ってことなんだよ!」
死者への冒涜ではない、と思いたい。


プラントサイドでは、アスランが評議会の議長シーゲル・クラインとお喋り。
・・・・・・1番偉い人とお喋り!?
「――ようやく君が戻ったかと思えば、今度は娘の方が仕事でおらん。まったく。きみらはいったいいつ、会う時間が取れるのかな」
議長の娘ラクスはアスランの婚約者なんですってー。
キラ、次こそイージスを落とせ!アークエンジェルを守るのだ!


そのラクスは今どこにいるかと言うと―
「まあ・・・・・・これはザフトの船ではありませんのね?」
アークエンジェルにいました・・・・・・ええええ((;´Д`)
出撃の度に女をひっかけてくるのはキラの悪い癖(誤解を招く表現)



ラクス・クラインが行方不明――その情報は当然プラント本国にも届きました。
「――しかし隊長、まさか‶ヴェサリウス〟が・・・・・・?」
「おいおい、冷たい男だな、君は。むろん、我々は彼女の捜索に向かうのさ」
親父を『息子の見送りになど来る人ではない』なんて「冷めた人」な評価しておいて・・・・・・
これは変態仮面に同意せざるをえない。
この後クルーゼのブラック・ジョークに『冷酷』だなんて思ってるけど、
アスランもさ・・・・・・婚約者のピンチだぞ?もっと熱くなれよ!
彼には是非「08小隊」を読んでほしいですね!



さて、アークエンジェルですよ。
「プラントのコーディネイター」が船内にいる・・・・・・
この艦の人間は、軍人も民間人もみんなザフトのせいで散々な毎日な訳で・・・・・・
学生組の1人フレイ・アルスターは、親し気に手を差し出したラクスに―
「コーディネイターのくせに、なれなれしくしないで!」
 キラの呼吸が止まった。
 決定的な断絶――このとき彼にも、それがつきつけられた。
もうやめてキラのライフは・・・・・・(´;ω;)ブワッ


「しかしまー、補給の問題が解決したかと思ったら、今度はピンクのお姫さまか・・・・・・」
 ムウがマリューを見やり、からかうように敬礼する。
「悩みの種が尽きませんな。艦長どの」
だってSEEDですし。


フレイの発言にそれぞれモヤる学生組。
 キラに対して、対抗心や嫉妬心を抱いたってしかたない。そもそも、同じ土俵の上にいない者と対抗してどうする? どうやったって敵いっこない。
 キラはコーディネイターなんだから。
 そう思うたびにカズイは、自分の内部で、何かが腐っていくような気がするのだった。
みんながみんな、メンタル強い訳じゃない。
カズイの存在はそれを思い出させてくれる。


艦内の空気が微妙になりつつあるところで、ようやくの朗報が!
地球連合軍から『先遣隊』が迎えに来てくれたのですやったね!
なお『先遣隊』には偶然にも、
フレイの父親で『大西洋連邦事務次官』ジョージ・アルスターの姿もありました。

いやーとにかく先遣隊と合流できればクルーも増員するだろうし、
本隊である第八艦隊とだってすーぐに合流できるよね!ね!
「我々は軍人だ。いくらラクス嬢捜索の任務があるとは言え、たった一人の少女のために、あれを見過ごすというわけにもいくまい。・・・・・・私も後世、歴史家に笑われたくはないしな」
現場は臨機応変が肝心なのじゃよ?
という訳で、ヴェサリウス艦載のイージスとジン部隊が出撃!
MS相手に『先遣隊』はまったく為す術無し。


もっとも、先遣隊の指揮官コープマンにもそれはわかっていたこと。
こうなった以上合流は諦めてアークエンジェルを離脱させるのみ・・・・・・
しかし、フレイの父親の件もあり友軍の危機を見過ごせなかったマリューは参戦を決意。
ストライク、出撃せよ!
「戦闘配備って、どういうこと? ねえっ、パパの船は!?」
 パパの船?
◆Point
このとき、キラはジョージ・アルスターの件を知らなかった

のに・・・・・・
「だ、大丈夫よね? パパの船、やられたりしないわよね!? ね!」
 よくわからないが、とにかく行かなければ。キラは相手の欲しがっている言葉を、あせって口にした。
「大丈夫だよ、フレイ。ぼくたちも行くから」
・・・・・・言っちゃったな。
ストライク(とメビウス・ゼロ)が出撃したところで、
「足手まとい」を守れるほどの余裕なんか無い。無いんだよ・・・・・・。


先遣隊のメビウスは全て落とされ、3隻あった戦艦もあと1隻のみ。
パパの危機を目の当たりにしたフレイは、ラクスを連れて艦橋へ。
「パパの船を撃ったら、この子を殺すって・・・・・・! 『あいつら』に言って!」
 少女は絶叫した。追ってきたサイが、言葉を失って立ちつくす。
「――そう言ってえぇぇっ!!」
 獣のような叫び。
 だが、遅すぎた。
ああっ


このまま『足つき』(=アークエンジェルのこと)も落とすぞーというところで、
『ラクス・クラインを保護している』という衝撃情報の発表。
<卑怯なっ・・・・・・!>
 アスランがうめくように叫んだ。
<・・・・・・救助した民間人を人質に取る――そんな卑怯者とともに戦うのが、おまえの正義か!?キラ!>
しかも「救助が必要な状況になった原因」も、
おそらく地球連合軍(別部隊だけど)にあるってんだから・・・・・・



卑怯な策を詰られ、
そんな策でしか身を守れない自分の弱さに打ちのめされ、
さらには―
「――あんた、自分もコーディネイターだからって、本気で戦ってないんでしょ!」
酷すぎる・・・・・・


 ――コーディネイターだから。
 コーディネイターなんだからと言われ、無理戦わされているのに。
 今度はコーディネイターだからいけないと言うのか?
1巻終了を待たずして精神崩壊待った無し。



もうちょこっとだけ続くんじゃ。
文字で続けて読むともうね、キラの悲惨ぶりが止まらなくて・・・・・・
でも他にどうしろってんだって状況。つまり詰んでる。
もうタイトルを「悲惨少年キラ」にすればいいと思う。