みんなーハンカチは持ったかー
○ここまでのあらすじ
彼は6歳です
4 妖精の村
「はあい、もう帰ります。さよなら、シスター」
「さよなら、リュカ。あのね、あの・・・・・・おとうさまによろしくねッ!」
かわいい(かわいい)
サンタローズの村に、普段見かけない謎の男が現れました
最近村で立て続けに起きている妙なイタズラはこいつのせい?
「元気なぼうや、後ろに持っているのは、なんだい?」
こんな風に他所ん家の子供に声をかけたら、
おまわりさんこのひとです不可避いやな世の中だねぇ
男はリュカがレヌール城で貰った黄金の珠に興味津々
パパスにも秘密にしていた宝物なだけに、リュカは迷いましたが――
ああ、そうか。わかった。このひと、ちょっと、うちのおとうさんに似ているんだ。
それに、もし悪いひとだったら、きっとプックルがもっと唸るはずだ。
信用して見せてあげました
「ねぇ坊や。いいかい。どんな辛いことがあっても、負けちゃだめだよ。くじけちゃ、だめだ。がんばれよ」
お、おう・・・・・・(。´・ω・)?
それきり謎の男はサンタローズから消えましたが、
その後も村中で妙なイタズラは続きました
ある日、リュカがお使いで酒場に行くと――
「ひょっとして、あなたには、あたしが見えるかのよ?」
「見えるよ」
『変な奴』もとい『猫みたいな子』を発見
それは妖精の少女ベラ
イタズラをしていたのは人間に気付いてもらうためだったんだも
(全セリフ妙な訛りのある喋り方)
というわけで、リュカとプックルはベラに連れられ妖精の村へ
そこで妖精の女王ポワンに頼まれたことは――
「春風のフルートを取り戻してほしいのです」
春の訪れに必要なそれをドワーフのザイルに盗まれた模様
エージェントL、
春風のフルートを取り戻しザイルの陰謀(?)を阻止してくれ
ベラも同行して2人と1匹はザイルがいる氷の館を目指します
「・・・・・・ありがとう、ベラ。助かったよ。呪文の力って、すごいんだね」
「もちろんよさ。力任せばかりじゃあ、ばけものどもに勝てるわけがないねの」
ドラクエの呪文はイマイチ信用できない
攻撃呪文すら「きかなかった!」の世界だから・・・・・・
※Ⅴは完全耐性でなければそうはならない模様
ひとりきりだったら、きっと、勝てなかっただろうな、とリュカは考えた。死んでしまうか、怪我をするか、少なくとも、先に進む気力が挫けてしまったに違いない。けれどプックルとベラがいる。人間と、妖精と、魔物。種族が違うからこそ、できることが少しずつ違う、得意なことが少しずつ違う。だから、みんなで力をあわせると、すごく強いんだ!
同じ種族で揃えると特効系で全滅ありえるし(別世界)
我ら、氷の館に突入せり!
しかし『陰険な洞窟』に心を折られ――
『どんな辛いことがあっても、負けちゃだめだよ』
蘇る、誰かの声。
『くじけちゃ、だめだ。がんばれよ』
父にそっくりだった、その顔。
「・・・・・・そうだ。そうだよ、もちろんさ!」
やぁぁぁってやるぜぇぇぇ
窃盗犯ザイル発見!
「きみもチビで、ぼくもチビで、男同士。お互いチビって呼ばれるのがいやな同士、一対一だ。フルートを賭けて勝負しろ!」
※6歳です
ザイルに動機を聞いた後、互角の勝負を繰り広げ、
その上であくまで説得しようとするリュカ
ザイルが『カケスを捜しに来た小鳥』の一件に気づいたこと、
そして動機の件が現女王ポワンと無関係なことで説得でき・・・・・
「けっ! だれが信じるもんかっ、くそ妖精の言うことなんて! だって、雪の女王さまが言ったぞ! はっきりと、悪いのはポワンってえ奴だってな!」
はい黒幕きましたー
からのー?
『そうよ。そうよ。可愛いザイル。ポワンの手先など、助けてやる価値はありはしない』
雪の女王でたー
よーし叩きのめして帰ろうず
手にした杖は、消えはしなかった。リュカの胸を疼かせる、あの少年の思い出も。
リメイクでゲームもこうすればよかったのに
5 消えた王子
「ごめんなさい。やっぱり行く。やっぱりぼくも行く。連れてって!」
そんなわけで、ラインハット王に呼ばれたパパスに
リュカとプックルもついていくのでした
ラインハットは賑やかな国でしたが、
『何世代も前の戦いの名残』が目につかなくもない国でもありました
「第十二代ラインハット王ライデンブストはあまり賢明とはいえぬ男でな。毒を盛られて死んだとき、世継ぎ候補の王子が四十六人もいた。彼らがみな母親の名誉をかけて王位を争ったから、大陸じゅう、凄まじい騒ぎとなったのだ。互いに手を組んだり、裏切ったり・・・・・・十三代めから二十一代めまでの王は、ほとんど数日ずつしか玉座につくことができなかった。大半が死に、何人かは家や名を捨て、他国に渡ったり山賊になったりした。そして、最後に勝ったのが、二十二代嘉報王イルシュームだ。いまのラインハット王ベルギス陛下のひい、ひいじいさんだな」
クズすぎるラインハット王家晒しage
いっそ滅んだ方がよかったんじゃないですかねぇ(白目)
26代目の現王ベルギスとパパスは旧知の間柄らしい
「マーサどのの行方はまだわからぬのか」
(。´・ω・)?
パパスは誰かを捜しているらしく、
ベルギスもその件には情報提供をしていたようですな
まぁそれは話のクッションでして
「手紙にも書いたとおり、儂も家族のことでは少々厄介を背負いこんでおってな」
だめだこいつ歴史から何も学習していない
パパスがベルギスと話している間、城を探検していたリュカは
サンタローズへの船で仲良くなったドゾバ、グレンと再会
流れで城内の下働きの女たちとお喋りタイム
話題はリュカと同年代(1歳上)の第1王子ヘンリーのことに
「・・・・・・ヘンリーさまって、可哀想だね」
全部ベルギスが悪いんよ
ダメ王もといダメ親父ベルギスがパパスに頼みたい事はね
「そなたは、息子をあのように立派に育てあげたではないか! 見ればわかる、あの子は類まれな子供だ。そなたの血筋を汚すことのない、世界に冠たる、王の名にふさわしき子だ。頼む、パパス、我が子ヘンリーを、我がラインハットの次期国王を、どうか、そなた自身の息子のように、鍛えてやってはくれないか」
エージェントP、
わがまま王子を教育して国の崩壊を阻止してくれ!
リュカを連れてきたことで結果的に断り辛くなったっていう
で、ヘンリーってどんなん?
「俺は第一王子だ。次の王だ。そうでしょう?」
ヘンリーは子供らしからぬ凄まじい目つきで父親を見つめた。
「だから、国じゅうの人間はいずれ俺の子分になるか、敵になるかのどっちかだ。絶対の忠誠を誓うものだけ、そばにおく。敵にまわりそうな奴は、早いうちに叩き潰す。逆らう奴は許さない!」
だめだこいつ早く叩き潰さないと
といっても、こんなお坊ちゃんが初対面のオッサンを、
素直に教育係と認めるはずがない訳で――
「こうしよう。もし、リュカが、自分からそれを望んだら、ヘンリーどののご朋友に、この地にお預けする。あの子と暮らせば、王子どのも少しは変わるかもしれない・・・・・・だが、ベルギス王、けしてお忘れなきように。リュカは・・・・・・わが息子は、この俺には、この大ラインハットの王子より、世界ぜんたいより、俺自身の生命よりも、なお、重い存在であるのだと」
意訳 リュカに何かあったらこの国を消す
リュカ、ヘンリーと話すの巻
「ふん。おめでたいな。親父は、ただでさえ俺に頭があがらないんだ。おふくろを・・・・・・前のおふくろのことだけど、不幸にしたって意識があるから。そこで、俺が、あんまりデキのいい息子だったら、どうなる?」
どうなるかな?
かな?
「きみをお世継ぎに決める。そうして、デールくんのおかあさんに怨まれる?」
「国が二つに割れる! だろ? だから、俺は、悪たれのくそガキでいるほうがいいんだ。そうして、デールが次の王になればいいんだ」
※7歳です
ヘンリーの態度で、リュカが1番気になることは・・・・・・
「子分ってことばに、きみは、ずいぶんこだわるんだねぇ。どうしてともだちじゃだめなの」
「ふん! ともだちなんて!」
クズすぎる世界ワロエナイ
リュカは子分になりまし・・・・・・
ヘンリーのイタズラでさすがにリュカも腹を立て、
一時側を離れてしまったところで――
「・・・・・・なにをするっ、放せっ」
( ゚д゚)!!
ヘンリーが攫われてしまったぁぁぁぁぁ!!
リュカにベルギスへの報告を任せ、パパスは誘拐犯を追いかけました
『王に伝えろ』はっきりと父の言ったことばが、ぼんやりと意識にのぼる。そうすべきだ。もっともな話だ。だが。
ちょっと考えてみよう
リュカ視点でベルギスという男の情報を整理するとね
かわいそうなヘンリー。ひとりぼっちのヘンリー。悪いやつに生命を狙われるような目にあうのは、けしてヘンリーの罪じゃない。みんな王さまのせいじゃないか! と。
どう考えてもクズ野郎です顔も見たくない
誘拐犯を追うパパスを追い、リュカとプックルは怪しい洞窟を発見!
突入すると誘拐犯共が酒盛り中であります!
「なんか妙なチビが紛れこんできたぞぉ」
「その大猫はキラーパンサーじゃねぇか。おおかた小物の魔物だろう」
「まものつかい」って魔物もいるから仕方ないね
「・・・・・・細いなぁ・・・・・・はやくでかくなれよ。でないと・・・・・・死ぬぞ!」
(´・ω・`)
探索を進めたリュカはパパスと合流
そしてヘンリー発見!
しかし魔物共が迫っているですぞー!
「はやく。頼むぞ、リュカ!」
一人前の戦士扱いですなぁ
パパスなら雑魚が何匹こようと遅れはとるまい
リュカたちは先に脱出するのだ
「おやおや、具合が悪そうですねぇ。そろそろお休みのお時間か」
その者、ゲマ
リュカは めのまえが まっくらに
「待てっ!」
このときそれより聞きたい声があったろうか。この世にこれほど素晴らしい声があるだろうか。これ以上、ありがたい声が。嬉しい声が。待ちこがれた声があるだろうか。
キタ――(゚∀゚)――!!
パパスはゲマが呼び出した2体の魔物を叩きのめしました!
リュカのおとうさんは最強なんだ!
「ほほほほ。なかなか見事な戦いぶりでした・・・・・・けれども、ご覧になれるかな?」
あ・・・・・・?
がらん。ふいに鋭い音がした。パパスが剣を捨てたのだ。
あっ
1巻だけ読むのは拷問に等しいので3巻セットで買いましょう(警告)