ヒイロ達5人の邂逅も束の間、オペレーション・デイブレイクの成功で、OZは歴史の表舞台へと躍り出た。地球圏制圧の障害を排除すべく、レディ・アンのG殲滅作戦が襲いかかる。「降伏はする。・・・だが、Gは渡せん」「任務、了解」コロニーを盾に取られたヒイロは遂にWの自爆スイッチを起動させた!裏表紙より。
彷徨う戦士たちの行く先に待つものは何か?人気TVシリーズ、驚愕展開の第2巻登場!
『驚愕展開』を全部書いちゃってるぞこれぇ!
・・・・・・と、思うじゃん?
第一章 封じられた拳『自力で』・・・・・・(;`・ω・)
1 サンクキングダム解放
攻略戦の最中、ゼクスが単身ルクセンブルクに乗り込んだのは個人的な復讐を果たすためだった。その事は誰にも告げていない。むろん、ノインにもだ。しかし、口には出さずともノインがその事情を知っているのはゼクスも察している。ピースクラフトの事についてもそうだ。直接言った事はないのだが、訓練校時代にいつの間にかノインが知っている事に気づいていた。恐らくは自力で調べ上げたのだろう。しかし、ノインはそれを誰に言う事もなかった。
恋人だとか嫁だとかそんなチャチなもんじゃあ
ゼクスは遂に対ガンダムの切り札、トールギスをゲット。
早速連合との戦いで実戦投入。
・・・・・・20年前の機体なんてポンコツじゃね
ゼクスは自分の感じた事を表現する言葉を探しているように、ゆっくりと、考えながらしゃべる。【悲報】高性能すぎ(加速時にかかるGが異常)で操縦者が死ぬ
「乗り手の潔さ?」
「死んでも勝利せよという事だ」
そんな頭の悪い機体は再封印しよう(提案)
「前に話したとおり、すべてのモビルスーツの原型となったトールギスの無謀な設計はガンダムが受け継いでいる。だから、私は乗りこなさなければならない。ガンダムを倒すためにな」主人公の覚悟だね!
マスクに隠されたゼクスの表情は見えない。しかし、声は強ばっていた。失った部下五人のためにも、ガンダムを倒さねばならない。そのためにはトールギスが必要だったのだ。
なおトールギスがその性能をフルに発揮した時の戦果は、
部下が命と引き換えに証明してみせました・・・・・・(´-ω-)
ガンダムサンドロックのカトルは、
部下たちに他のガンダムと会ったことを話しました。
「パイロットの方はいかがでしたか?」『過激で危険』な『いい人』なんていないってわかれ!
カトルはパイロット四人を思い出して、もう一度うなずく。
「全員僕と同じくらいの年だよ。みんな過激で危険だけど、いい人たちなんだ」
トロワと五飛さんの無口コンビはどうなったかな?
あの時、俺は確実に死んでいた。今、ここにいる俺は死人なのだ。死人に戦う事などできない。哪吒がそれを許す訳はない。まーけーたーまーけーたー
その事実を冷静に受け止めているトロワはともかく、
その事実に完全に飲まれている五飛さんはここでリタイアか?
そしてヒイロとデュオは、とある学園で学生生活。
目的は近くにあるOZの基地の破壊。
その夜、OZの海上基地が二機のガンダムに襲撃された時、リリーナは宿泊しているホテルの部屋にいた。きっと、お父様は頭を抱えてると思う。
「男の子を追いかけてこんな所まで来てしまった。お父様、驚いて? でも、私、どうしてもヒイロに会いたかったの。この気持ち・・・・・・お父様、おわかりになる?」
2 ガンダム抹殺『ガンダム抹殺』作戦、始動。
レディ・アンは内心の憤りを飲み込んだ。
今度の作戦が成功すればゼクスなど私とは比較にならぬ。トレーズ様も目をお覚ましになるだろう。
新型MSトーラスの輸送計画に釣られたガンダムを撃破せよ!
陸路と空路という2つのルートの情報をあえて流すことで
ガンダムを分散させる完璧な作戦である!
「では、あまり参考にはならんが、ここでガンダムのデータを一応知らせておこう」現場軽視・・・・・・ダメな偉い人の典型じゃないですかやだー
参考にはならないか・・・・・・。
ゼクスは唇を硬く結んだ。
五人の部下を失って得たデータ。
ワーカーが死と引き替えに得たデータ。
それがすべて無駄だというのか。レディ・アン特佐は兵士の心というものを理解していない。
そこはゼクスへの対抗心とは分けて考えないと。
ま、対抗心つーか嫉妬だからな・・・・・・
さて、我らがゼクスは今作戦どうするね?
「ゼクス特佐は01によって大きな痛手を受けている。トールギスという機体を得た今、その仇を討つステージを与えたいと思ったのだが」他の4機のガンダムは物量戦で各個撃破を狙うのに、
勝って当たり前。負ければ作戦すべてがゼクスのミスか。
ノインの苦々しい思いである。レディ・アンがゼクスをうとましく感じているのは承知していたが、これほどあからさまにされるとは考えていなかった。
「ガンダム01(=ウイング)はゼクス1人で倒せ」だそうです。
嫉妬怖すぎ笑えない
陸路を04(サンドロック)とその仲間MS40機&02(デスサイズ)、
空路の方は03(ヘビーアームズ)が襲撃!
しかし、この展開は――
三機ともわざとレディ・アンが設定した襲撃しやすいポイントに現れている。罠と知っていたにしてはあまりにも正直な出現に、レディ・アンはすでに勝利を確信していた。計 画 通 り
しょせん反乱軍などこの程度のものなのだ。
そして空路側に現れた01には、
予定通りゼクスのトールギスをぶつける!
「速い!」えっ
ヒイロは思わず声を上げていた。飛行形態で闘うのは不利だと判断し、頭上のレバーを引き戻す。モビルスーツ形態になるが早いが、ビームライフルを敵に向ける。
だが、敵は何を思ったのか、右腕に持ったライフルを投げ捨てた。
「やめろ、ガンダム01! 我々にはビームライフルもキャノンも必要ないだろう」ドーバーガン「解せぬ」
なんで持って来たし。基地に置いてこいや(´・ω・`)
ゼクスはトールギスでの戦闘に手応えを感じていましたが、
『ガンダム抹殺』作戦そのものは、
3機のガンダムによってOZのMS部隊が壊滅状態に。
そこでレディ・アンは用意していた切り札を・・・・・・!
「特佐は閣下の考えを理解していない!」上司を崇拝した上でその理想を勘違いしちゃう系女子。
「理解していないのはゼクス、おまえだ!」
レディ・アンは確信を持って言い切った。
そうだ、強いOZを作るため、何をもってしても、どんな手段を使ってでも勝ち続けねばならないのだ。
まだ10代だからしかたないね。
ドクターJはOZに通信を送り『降伏を宣言』しました。
「よし、降伏を認める。直ちにガンダムは投降せよ」
レディ・アンの言葉に、ドクターJはかすかに口元にニヤッと笑みを浮かべた。
「降伏はする。しかし、ガンダムは渡せん」
「繰り返す。ガンダムは渡せん!」大事なことなので2回言った結果――
「任務――了解」グッバイヒイロ永久にーーー!!!
新機動戦記ガンダムW~おしまい~
もうちっとだけ続くんじゃ。
3 彷徨する戦士ドクターJの降伏宣言後に離脱したカトルとデュオは、
「やっちまったな、ヒイロは。死んだぜ、あいつ」
「コロニーに闘う意思はない。コロニーは犠牲にできない。あなたのお友達は完璧ですね」
砂漠にある反連合(反OZ)の地下基地で楽しく(?)お喋り。
国の気持ちがひとつになっていない闘い――。戦争なんて異常なこと、
『大義』が無けりゃどうにも無理ですお(´・ω・)
とにかく今は休んで・・・・・・とはいかないんだな。
基地の存在がOZにバレた\(^o^)/
カトルを慕うマグアナック隊は、
2機のガンダムを逃がすために行動開始。
「ごめんよ。世話になるだけで、何もできなくて。情けなくって頭に来るぜ!」いい奴らすぎる(´;ω;`)ブワッ
全身で無念さをあらわにするデュオの肩にラシードはごつい手を掛けると、力づけるように言った。
「我々のモビルスーツの名であるマグアナックはタガログ語で『家族』という意味です。デュオさん、あなたも我々の家族なのです」
しかも何気にリーオー、エアリーズあたりより高性能。
ACの中東諸国マジパネェっす!
「今度来る時は、コロニーと心をひとつにしてくる。必ず!」負けてる側に感情移入しやすいのは負け犬根性?
デュオはガンダムのコクピットから炎上する町を見て、心に誓った。
でも、それでいいのだ。
トーラスの件も結局スルーした五飛さんは、
まだトレーズ様に負けたことを引きずっていました。
そんな五飛さんは、
OZの影響で軍事国家になった国と闘う反乱軍と偶然接触。
弱いくせに闘い、そして、死んでいった戦士たち。自分を守るために死んでいった戦士。自分の心を治そうと身を投げ出すサリィ。今強いとか弱いとかはいい、戦うンだ
その姿が五飛を突き動かす。
なぜ闘うのか。
その理由の一端が見え始めた気がした。
「死ぬほど痛いぞ」※死にませんでした。
まー爆発で死なないのは魚雷で確認済みだしなー。
あれから1か月――ヒイロはトロワに匿われていました。
トロワはサーカス団の方には友人だと話した模様。
寝たきりの怪我人を置いとくなんて親切な人たちだなー。
次のサーカス公演はOZの基地でやるんだって!
全世界で話題沸騰中のOZでやるなら、なんかこう、
軍人さん向けに新しい目玉が欲しいですなぁ・・・・・・
お、トロワくんに何か素敵なアイデアがあるようですよ!
「よし、任せたぞ、トロワ」キャー団長サン決断力スゴーイ
団長はこの新人に命運を託す事にした。
公演は順調に進み、いよいよ『メインイベント』!
「さあ、それでは初のお目見え! 我がサーカス団のニュースター、トロワ・バートンの登場です!!」『ニュースター』の「搭乗」ですお( ^ω^)
団長がアナウンスすると、スポットライトが真っ暗だったテントの中を駆け巡り、サーカステントの天井まで達する巨大な垂れ幕が一斉に落とされる。
白と赤のモビルスーツが姿を現すと、会場にどよめきが走った。ヘビーアームズである。
『メインイベント』終了後――
「それより次の公演は決まってるの?」しかも万が一OZの生き残りがいた場合、
「あ? まだだな」
途方に暮れたように団長は空を見上げた。破壊された機材やテントなどで蓄えをかなり使う事になるだろう。だというのに、次の公演は決まっていない。
サーカス団全員ガンダムの協力者と見なされる可能性も。
それでいてトロワを一切責めないのは、心の広さではなく
現状認識が追い付いていないものと思われる。
最後にリリーナの大冒険。
「みんな、あの子のファンでな」礼節を弁えつつ銃をぶっ放す。
厳めしい顔をほころばせ、侯爵は周りの友人たちを見回した。
キチッとすべき時とキチるべき時を
素早く切り替えるのがポイントじゃよ。
裏表紙の分で第一章が終わり。
そして第二章があるのだよ!