今日の108円

1日1冊108円・・・・・・最近そうでもない。

テイルズ オブ ジ アビス 3 ~さまよう焔と割れる世界~ 結城聖 2006年6月30日 集英社(3回目)

2016-02-11 07:06:46 | テイルズ
3回目ー。→1回目2回目




あらすじはアニスにやっていただきましょう!
「戦争は起こりそうだし、街は崩落しそうだし、イオン様はヴァン総長に狙われてるし、六神将はしつこいし、モース様は陰険だし、根暗ッタは根暗だし、アッシュは謎だし、ウチは貧乏だし、お腹減ったし、もうなんか大変~」
とてもわかりやすいあらすじ!


セントビナーに到着したルークたちは、住民の避難を開始。
しかし、思わぬアクシデントが!
「ハーッハッハッハッ、どうです! この私の傑作! 《カイザーディストRX》!!」
「この忙しいときに・・・・・・」
薔薇の、ディスト様だ!


ルークと・・・・・・いや、ジェイドと愉快な仲間たち対カイザーディストRX、ファイッ!
前回のカイザーディストは譜術で瞬殺だったけど、
今回のRXはジェイドのタービュランスが全く『効かない』!
さすがは薔薇のディスト様やで!
「ハーハッハッハッ! どうです、ジェイド!」
「・・・・・・まだですよ」
「まだ、負け惜しみを言いますかっ!」
 ふっと、ジェイドは笑った。
「――来たぜ!」
言葉要らずの連携。
なんだお前ら、仲良しじゃないか。


「あああああ! 私の可愛いカイザーディスト号がぁ!」
おつでーす。

時間を取られている間に、遂に始まってしまった崩落。
まだ降下速度は緩やかなものの、最早街から避難することは不可能・・・・・・\(^o^)/?
「空を飛べればいいのに・・・・・・」
 ポツリとアニスが呟いたのを聞いて、ガイがハッとした。
「そういえば、シェリダンで飛行実験をやってるって話を聞いたぞ!」
『ディバイディングラインという力場』のおかげで、
完全に崩落するまでには何日か猶予がある模様。
おk!飛行機を貰ってこよう!借りてこよう!


シェリダンに到着したルークたちは、さっそく技術者集団『め組』に相談。
足りない部品を補うため、タルタロスを差し出すことを条件に交渉成立。
「やれやれ・・・・・・」
 四日後の昼過ぎ、ジェイドは少し疲れた様子で戻ってきた。
『(老人は朝が早い)』
・・・・・・そんなにかかったのか。
セントビナーからシェリダンだって1日じゃ着かない・・・・・・よなぁ?
間に合うのかね?(´・ω・)


(いよいよか)
 本当に、空を飛ぶことなどできるのか――気持ち的には半々だった。すでに、ユリアロード、魔界、ユリアシティ、などといった、かつてのルークにとってはただの物語でしかなかったものを見、体験した。いまさら空を飛ぶくらいのことはたいして驚くようなものではない。だが、不安は残る。
『いまさら』『たいして』www
・・・・・・まぁそうだけどさ。


「おかげでタルタロスは航行不能です」
「でもでも、アルビオールがちゃんと飛ぶなら、タルタロスは必要ないですよねぇ」
これだからお嬢ちゃんは・・・・・・
「男は黙ってタルタロス」だろうが!


飛行機『アルビオール』を手に入れて、
ギリギリのところでセントビナーの住民を救い出したルークたち。
しかし崩落したセントビナー周辺の土地は、このままだと泥の海に沈む・・・・・・

ユリアシティのテオドーロと相談した結果、
外殻まで浮かせるのは無理でも、沈むのを阻止することはできる、かも?
可能性を信じて、ルークたちはシュレーの丘へ。
「さ・・・・・・さすが神託の盾の総長ですわ! 侮れませんわね・・・・・・」
(だから、信じるなって・・・・・・)
天然アピールは「ただのバカの子」と思われかねない諸刃の剣。
素人にはオススメできない。


「・・・・・・にしても」とルーク。「あんな仕掛け、アクゼリュスにはなかったぞ?」
「パッセージリングにもよるのよ、きっと」
建造を請け負った業者が違うんじゃないっスか。
つまり、アクゼリュス手抜き工事疑惑。


どうにかパッセージリングを操作し、セントビナーの沈下は回避できた模様。
わーいよかったねー
「・・・・・・おい。ここのセフィロトはルグニカ平野のほぼ全域を支えてるって書いてあるぞ! っていうことは――エンゲーブも崩壊するんじゃないか!?」
大変だ!
早く外殻に戻って、エンゲーブの住民も避難させないと!


大急ぎで外殻に戻ったルークたちが見たものは・・・・・・
 眼下に広がる、東ルグニカ平野。
 そこで、悪夢のような光景が繰り広げられていた。
 ――戦争。
なん・・・・・・だと・・・・・・?


「これは・・・・・・まずい」ジェイドが呟く。「下手をすると両軍が全滅しますよ」
「あ、そうか!」アニスが手を叩いた。「ここってルグニカ平野だ! 下にはもうセフィロトツリーはないから――」
 崩落する。
『効率のいい殺し方』・・・・・・全てはヴァンの計画通り・・・・・・!


ここでルークたちはパーティーを2つに分ける。
ナタリア組はキムラスカの本陣であろうカイツールへ。
ジェイド組は避難が必要なエンゲーブへ。
ルークはナタリア組。ツンデレが露骨になってきたティアもナタリア組。
ガイとアニス、イオンがジェイド組。回復役不在
ま、戦うとまずいからいいんだけど。


ナタリア組はカイツールでセシル少将に停戦を呼びかけるも・・・・・・
「・・・・・・お言葉ですが、私の一存ではできかねます。今作戦の総大将はアルマンダイン大将閣下ですので」
走り出したーらっ!止まーらなーいぜっ!(オーレ!)
アルマンダインはケセドニアという訳で、戦場を突っ切ってケセドニアへ。


一方ジェイド組。
エンゲーブをまとめるローズ夫人に事情を説明。
 ローズは息を呑んだが、逡巡はほんの一時だった。
「・・・・・・なら、徒歩でケセドニアへ逃げますよ。幸い、橋も直りましたし」
 ガイは、内心で口笛を吹いた。何という決断の早さか。この腹の括り方、小さいといえど一村をまとめるだけのことはある。
リーダーというのは、やはり器が違うもの・・・・・・で、あってほしいねぇ。



 あれから何日経ったのだろうか?
 五日? 十日?
 幾つの夜を襲撃に気を尖らせながら過ごしたのか、定かではなかった。
無念・・・・・・!
アイテム図鑑・・・・・・コンプリート・・・・・・ならず・・・・・・っ!


さぁそんなことはともかく!
アルマンダインを捕まえてぶっとばそうぜ停戦させようぜ!
「此度の戦いが」ナタリアが続ける。「誤解から生じたものなら、一刻も早く正すべきではありませんか!? それに、戦場になっているルグニカ平野は、アクゼリュスと同じ崩落――消滅の危険があります! さあ、戦いを止めて今すぐ国境を開けなさい!」
そうだそうだ!
ナタリア殿下の仰る通りだ!

 むう、と伯爵は唸り、その額に汗を滲ませた。その時。
「待たれよ」
 彼の後ろに控えていたモースが、時は今、とばかりに前を出て手を上げた。
「ご一同。偽の姫に臣下の礼を取る必要はありませんぞ」
えっ


「この話は、すでに陛下にもお伝えした。しっかとした証拠の品も添えてな。バチカルに行けば、陛下はそなたを国を謀る大罪人として、お裁きになるだろう」
なん・・・・・・だと・・・・・・?

モースの話で混乱したアルマンダインはその場を後に。停戦ならず。
「わかってるのか! 大地が崩れて皆――」
「それがどうした」
 ルークの声は、目の前に立ったモースによって遮られた」
そーれがどーしーた、ぼくモースえもーん、預言の世界のー

「戦争さえ無事に発生すれば預言は果たされる。ユリアシティの連中は、崩落ごときで何を怯えているのだ」
ええー・・・・・・
『崩落ごとき』て。預言には無い大災害(人災)ですけど!?
預言絶対主義もここまで来ると、「敬虔な信徒」ではなくmjktの領域。

何か考えがあるらしいイオンはモースと共にダアトへ。
残されたルークたちは、停戦への最後の可能性・・・・・・
インゴベルト陛下に直談判するためバチカルを目指す。
「だけど、ルグニカ平野が崩落しちまったら、キムラスカにとってもマルクトにとってもいいことないてのに・・・・・・どうして俺たちの声が届かなかったんだろう」
それな。


「いいですか、ルーク? 戦争は、どちらが勝っても、怒りと悲しみしか与えない。死ぬのは民と、前線で戦う兵士たちです。利益を得るのは、安全な場所で戦争を食い物にしている者たちと、戦争を政治の手段としてしか捉えていない者たちだけですよ」
戦争、ダメ、絶対。

某国家(自称)は戦闘員の給与が半分になったそうで。
素敵な暮らしを夢見たオマヌケさんたちは目が覚めたのかなぁ。
オイシイ話なんてのは、持ちかける側にだけオイシイんだよ(´・ω・)



「・・・・・・あれで女性が苦手なのですから、詐欺のようなものですわね」
ガイラルディアのガイはナイスガイのガイ。



アッシュからの情報を元に、ザオ遺跡のパッセージリングを操作し、
とりあえず一帯を「崩落」ではなく「降下」させることには成功したルークたち。
しかし・・・・・・セフィロトそのものが暴走していると判明。
このままだと外殻全てが崩落し、かろうじて泥の海に浮かせた土地も全て沈む。
ユリアの預言にセフィロト暴走の件の対策はないのか―
ルークたちは、イオンの助けを求めてダアトへ向かうのでありました・・・・・・で3巻終了。