「僕はこの言葉で人生が変わりました!」(ひすいこたろう)前袖より。
――何度でも読み返したい、最高の名言
成功する人は、成功する前に、「成功する言葉」と
幸せになる人は、幸せになる前に、
「幸せになる言葉」と必ず出会っています。
本書は、天才コピーライターが、人生に大きな影響を与える言葉に、
心温まるエピソードを加えた“新しい”名言集。
1ページ毎に、「生まれ変わる感覚」を実感してください!
『人生が変わりました!』『天才コピーライター』『心温まるエピソード』『“新しい”』
うさんくせぇー!!どこの通信販売だよ。俺が短気なら放り投げてるぞ、まったく。
はじめに――今日、あたなは「新しい自分」と出会います!『新しい』がキーワードなのはわかったけど、『あなたのハートをノックアウト』は(5年前の本にしても)言い回しが古くないか・・・ああ、そもそも名言とは「過去の発言」だからこれでいいのか。これで、いいのだ。
魂がふるえる「新しい言葉」と出会うときこそ、「新しいあなた」と出会うとき。体に水が必要なように、心には名言がいる。あなたのハートをノックアウトする名言が!
著者自身「そういう言葉の力」で難局を乗り切ったことを例に挙げてからの~
たったひとつの名言を知っているだけで、人生がまったく変わってしまう。ジャジャジャジャーン。
だから、そんな、ひと言を届けたかった。
あなたに「新しい目」をもたらす、人生を一瞬で変える「運命」の言葉を!
この本は、名言の余韻を味わっていだたけるように、縁結びの神様、出雲大社から10分のところに暮らす画家の日野さおりさんに、かわいいイラストを添えていただいています。ふむふむ。
あなたといまこの瞬間、一生のご縁を結びました。な…にィィーーーイ!?
あなた(=読者)と(著者は)いまこの(=「この本は画家がイラストを描いている」という情報が提示された)瞬間、一生のご縁を結びました。
なん・・・え?何?何が起こった?
「本の構造についての情報」と「読者と著者の縁」、論理的な繋がりが全く無い。それでいて『結びました。』って言い切られちゃった。
そんな押し付けのご縁なんざ即刻断ち切るッ!散れ!真神煉獄刹!
6あ、ゴッホの言葉の解説を始めるんじゃないんだ・・・まぁそれはともかく、このエジソンの言葉が「ただ努力すればおk」って話ではないのは有名な話。
確信を持て、いや、確信があるように振る舞え。
そうすれば次第に
本物の確信が生まれてくる。
byヴィンセント・ヴァン・ゴッホ
エジソンのつぶやき
天才とは1%のインスピレーションと99%の努力である。
「エジソンは、電球が“絶対できる”って信じていたと思うねん。この“絶対できる”ちゅう確信が、1%のインスピレーションなんとちゃんかな」著者の知人の解釈からの~
1%のインスピレーションって、著者の解説。おお、ゴッホの言葉に戻った・・・うーん。
「絶対に自分はできる!」
その確信なんだと思います。
「ゴッホの言葉」の解説に「エジソンの言葉」を使うなら、そもそも「6 天才とは~」にすればいいんじゃないか?それに、この書き方だと「ゴッホの言葉の解説」と思わない人もいるような気もする。
内容自体は納得なんだけど、なんだかモヤる。
16では「立ち上がれなかった人」は周りに誰もいなかったのか?
2人、3人に嫌われても、
あと地球には60億人いるよ。
by「佐賀のがばいばあちゃん」
みんなに好かれなくたって、大丈夫!
たったひとりでいい。
応援してくれる人がいる限り、何度でも立ち上がろう。
否、もっとも近くにいる奴が敵になったのである・・・テメぇだ!(どーん)
25希望なんて言葉、チャラチャラ口にすんな!俺はその言葉が1番嫌いなんだ!
絶対に、絶対に、
絶対に
あきらめるな。
byウィンストン・チャーチル
100回やってダメでも、101回目がある!
生きているかぎり、希望を抱くのです。そのとき、夢は必ず、あなたについてきます。
39うん、そうだね。
不幸はね、
貯まったら幸せと
交換できるんだよ。
byある小学生の詩
ピンチはチャンス!
-1×-1=+1。マイナスとマイナスをかけあわせると、プラスになります。
マイナス100×マイナス100=プラス10000!うん、そうだね。
マイナスが大きいほどプラスも大きくなります。
困難が大きいほど、遠くへ羽ばたけるということです。
そしてマイナス(-)が続いたらどうなると思いますか?そのうちマイナス無量大数になるんじゃないですかね。
なお著者の考えとしては
そうです。「幸せへの道は直線である」と言いたかったらしい。
ご覧のように一直線になります。
これが幸せへの道です。
The road to Happiness.
「マイナスは幸せに必要である」「マイナスは直線である」「よって幸せへの道は直線である」・・・「マイナスが続けば必ずプラスになる」って前提がおかしいからなぁ。
そもそも、何故この『不幸はね、~』の解説でこういう流れになったのかがわからない。
言ってることは「(不幸があっても乗り越えればいつか幸せになれるから)諦めんなよ!」でしかない。なんで算数始まったん?
ネタ元はマンガのキャラから著名な画家、科学者などの偉人まで幅広い。
選出された「名言」は、確かに「名言」だと納得できるものが多い。
だけど・・・著者の解説が論理的に残念な感じ。
解説の中で1番納得できたのが、上記の「著者の知人の言葉」なのはどうなのか。
全体的に「プラス思考でいこうぜ!」ってことを言いたい本だと思った。つまり根っからの悲観論者だる俺には合わない・・・うーん、違うな。「プラス思考を勧めているけど悲観論者を変えるほどの力は無い本」が正しい評価。これだ。(きりっ)