「納豆」「きのこ」「ヨーグルト」……。あなたの体調不良の原因はよかれと思って食べていたあの食品が原因だった!? 本書では、アーユルヴェーダ医療の第一人者が、健康食のウソ・ホントを明かし、より健康になる食べ方を大公開。「『朝食はたくさん食べたほうがよい』は。うそ!」「『食後に緑茶を飲むと消化によい』は、本当!」など、目からウロコの健康常識が満載。14万部突破のベストセラー、待望の文庫化!裏表紙より。
元の本は2009年1月。
ビジネス書は10万部でベストセラーだったかな。こういうのも同じようなものか・・・?
はっきり数字を書いてるんだから、そうだと思っておこう。
はじめにふむふむ。
本書でご紹介する食に関する知識は、インドに古くから伝承されてきた「アーユルヴェーダ」という医学に基づいています。それは、数千年間変わることなく継承され、人を生き生きと健康にする知恵であふれています。
とくに、本書で扱う知識は、このアーユルヴェーダを現代に生きる私たちに合わせて、最新の物理学や神経科学の視点で検証し、再編再統合したいわば最古で最新の健康法であり、「マハリシ・アーユルヴェーダ」と呼ばれています。
要は「おばあちゃんの知恵袋を科学的にまとめたものである」という・・・
はじめてマハリシ・アーユルヴェーダの食の知識に触れた方は、ちょっと驚かれるかもしれません。なぜなら、世間でいわれていることとまったく反対のことがたくさん書かれているからです。「これって日本人に合ってないんじゃないの?」とか「現代栄養学で証明されているの?」などと疑問をもたれるかもしれません。・・・うん?
たしかに、本書で紹介した内容は、必ずしもいまの科学で証明されていないものも含まれています。しかし20年近く、このマハリシ・アーユルヴェーダを自ら実践し、さらにこの知識を用いてたくさんの患者さんのこころやからだの健康を高めるお手伝いをしてきた経験から、私はこの確かなものだと信頼しています。
必ずしもいまの科学で証明されていないものも含まれています。はい、少し(20行)戻りまーす。
最新の物理学や神経科学の視点で検証し、再編再統合したいわば最古で最新の健康法この本の内容は『最新の物理学や神経科学の視点で検証した』けど『必ずしもいまの科学で証明されていないもの』。
ボクがこの本を読むのはちょーっと早すぎたかなぁー?開始3ページでもう意味がわからない。
「科学的な証明が無いもの」を全部拒否する訳じゃない。「読者を誤魔化そう、騙そうとする意図」が透けてみる。簡単にいえば、詐欺っぽい。
「数千年間変わることなく継承された知恵を、現代の生活に合わせてまとめました」でよくね?なんで『物理学』だの『神経科学』だの、いかにも科学的根拠があるかのように書くの?そして直後に『科学で証明されていない』と明言。
「そんなこと(=読者が思ったこと)は書いてない(しかし思わせようとして書いてる)し、こっちにはちゃんとこう書いてありますけど?」って手法にしか見えない。小賢しいと思う!
そんな訳で、かーなり批判的に読んだことはお断りしておきます。
第1章 からだをきれいにする食べもの、毒をためる食べもの 20の法則『はじめに』を読まなければ衝撃的だったであろう法則。
Q.ヨーグルトが、おなかによいというのは本当?
A.うそです
でも注目したいのは『アーマ』とか『タマス』とかじゃない。
このように外国と日本では、いろいろな条件が違ってくるのです。ヨーロッパのヨーグルトは家庭で作るから温かくて新鮮らしく、工場生産で食べるまで冷蔵しっぱなしの日本とは別物なんだとか。
つまりヨーグルト自体は悪くない。日本人が悪い。・・・だったら『うそです』のところに()付けろよ。
チーズ・にんにく・はちみつは()がある。『本当です(ただし~だと注意、~にかぎります等)』。
それなら、なんでヨーグルトは『うそです(温めればおk)』じゃねーの?いや、むしろ『本当です(ただし冷たいものは避けましょう)』になるんじゃねーの?
この扱いの差、ただ単に著者の好き嫌いじゃねーのと思わざるを得ない。
・・・書けば書くだけ「ここが変だよ」になるから止めておこう、うん。
「はじめが肝腎」とはよく言ったもので、ネ。2009年に全国の書店で何があったんだろうか。