今日の108円

1日1冊108円・・・・・・最近そうでもない。

人生が変わる「朝5分」速読勉強法 高島徹治 2005年1月20日 講談社

2015-04-22 07:54:15 | 仕事
「頭のいい人」「試験に受かる人」の勉強の極意は、効率よく読む技術にあった!通勤時間などの毎日朝5分間からすぐ始められ、最小時間で最大の効果を生む「高島式」勉強法が、あなたの仕事人生をも激変させる。キャリアアップを望みながらも仕事にプライベートに忙しい現代ビジネスマン必読の書!
裏表紙より。
元の本は2003年1月「40歳からの人生を変える1日10分速読勉強法」を改題、さらには『大幅に加筆、改筆して再編集』。
・・・『40歳から』?まだ早過ぎんよシット!

2冊目の速読本。前回は「どうも内容を信じきれない」。今回はどうだろね。


プロローグ――「速読勉強法」で知財社会を勝ち抜こう

勉強の時間効率を考えるなら速読は必須の心得だ
うん、そうだね・・・ここで著者からのお断りが入る。
 それは、本書は昨今「世に盛る」、右脳型を詐称している速読術とは根本的に異なるものだ、ということだ。
 端的にいって、そうした速読術は羊頭狗肉に近く、本当に速読効果があるのかさえ疑わしいものが多い。効果のほどは本人の主観に任されていて、客観的に測定できないのだ。
 あくまでも、主宰する側のビジネス・パフォーマンス(利益)に貢献するだけのものと断じてよいものが多い。
「既存のもの=悪」「それをぶち壊す姿勢=良」という構成ktkr。
これはwktkせざるをえない。

 さて、プロローグの締めとして、この本で私がめざすこと、つまりこの本の目的を簡単にまとめておくことにしよう。
①時間密度がますます濃厚になった現代において、短時間で知識を獲得するため「速読勉強法」を身につけてもらうこと。それを駆使して、知識あるものこそが恵まれる知財社会、知価社会を乗り切る武器としてもらうこと。
②「速読勉強法」は、世の中で喧伝されている右脳云々という言辞をふりまわす、効果不明の速読術とは明らかに一線を画するものであること。そして、その「世に盛る」速読術に反省を求めていること。
③「速読勉強法」を構成する技法自体は、何ら難しいものではなく、暮らしの中で気軽に実践できる合理的なものであること。最短単位五分、一〇分という身近なレベルで実行できる簡単なものであること。

 以上である。
見せてもらおうか、『短期間に八〇の資格を取ることができた』という『速読勉強法』の詳細とやらを!

第一章 いまほど速読が必要な時代はない

情報洪水を乗り切るためには速読が必要

 全国出版協会・出版科学研究所の『出版月報』二〇〇四年一月号によると、二〇〇三年の書籍の新刊点数は七万二六〇八点、雑誌の創刊点数は二〇七点だという。
今は微増傾向かな?もっとも7万でも1日191冊。無理だな。
でも2対8の法則なら1日38冊・・・あれ?ここからさらに全く興味無いジャンルを切ればできなくもない、か?


第二章 いい速読法、悪い速読法を見分ける

疑念①右脳型か、左脳型か、その正体は?
「右脳型の本」と「左脳型の本」の主張を紹介してからの~
「この後すぐ」脅威の事実が発覚!

 ところが……まさにところがなのだが、この二つの書物の著者は、まったく同一の著者なのだ。あとの本のほうが先に出版されたもので、一九八九年の発行、前の本はつい最近、二〇〇二年の発行のものだ。
こ れ は ひ ど い 。
 既成のいわゆる速読術の世界というのは、こういうことが平気で行われている世界のようだ。そうとしか、思いようがない驚愕の事実である。
だがちょっと待ってほしい。それは速読術の世界だけの話だと言えるだろうか?どこででもある問題を「この世界だけの問題」として、「こういうことが平気で行われている既成の速読術は悪」であり、「故に私の説は正しい」という流れに持っていくのは論理的に飛躍があるように思う。
「論理的に飛躍」と言いたかっただけなことは否定しない。


第三章 「速読勉強法」で「知価社会」に切り込め

「速読勉強法」⑥――キーワード連結による速読技法

 佐藤泰正氏はその著書『速読トレーニング』(講談社ブルーバックス)の中で、日本語の場合、漢字がキーワードをかたちづくることが多いので、漢字だけを拾い読みしていけば、文章の大まかな内容を掴むことができる、といっている。
俺が漢字の変換基準でイライラするのはコレが理由。漢字なら知らない言葉であっても意味が分かるのに、平仮名だと知ってる言葉でも分かり辛い。
で、これだけで「これ佐藤泰正氏の説だよね」ってのは早合点。この先が大事。
「速読勉強法」⑦――スキーマの数を増やして「待ち伏せ読み」をする
スキーマとは!?
 スキーマとは「いくつかの知識の集合体」のことだ、といっている人もいるが、この理解で十分だと思う。
hmhm。
 つまり、速読力をアップし、速読という技術にたけた人間になるためには、スキーマの数を増やしたり、またその認識の質を高いものにする必要があるのだ。
要するに、予備知識の無い話題を速読できるはずが無い。
・・・あれ?前回の本も「簡単なのから読め」って書いてあったな。スキーマとかいう聞いたこと無い単語に踊らされていた・・・だと・・・・。


第四章 ビジネスマンのための「速読勉強法」

八〇の資格につながった私の勉強法
ktkr!
 私は、五三歳のときに自分が創業した会社の経営権を若手に譲渡して退職し、かなり暇ができた。平成二年夏のことだ。そのまま現役を引退してしまうのは早すぎるので、数年先に資格評論家を開業することをめざして、資格に挑戦し始めた。
・・・んんん?ちょっと待て。一般的な資格挑戦者と姿勢・立場が偉い違わないか?
そりゃ資格の勉強だけやってりゃいっぱい取れるでしょうよ。しかもそれぞれの資格について厳密に覚える必要も無い。とりあえず取れればいいんだもの。


既成の速読術に対する考え方や、速読勉強法そのものはなるほどなぁと思える部分が少なくなかったのに、読み終わったときは正直なぁんだ感が大きかった。時間切れ。