迷狂私酔の日々(再)

明鏡止水とはあまりに遠いこの日々。

【DAY58】ブカレスト

2005年07月15日 | 旅する。
ブカレストは「東欧のパリ」とも呼ばれたこともある通り、探せば1920年代のパリの残り香のようにパサージュやアールデコの建物が見つかる。

パサージュに水煙草を吸えるカフェがあるあたり、トルコが近づいたような気がする。

【DAY57】ブランクーシの街

2005年07月14日 | 旅する。
タルグ・ジウは、ブランクーシの街である。

シギショアラで鉄道の切符を買ったときには「洪水で止まっている」と言われた列車も動いていはいた(しかし、夕方の便しかなかったのでヒッチハイク・ミニバス・バスと乗り継いだ)。

若いカップルはkiss gateの下でキスを交わし、結婚式のあとにはinfinity columnまで行って永遠の愛を誓う。そんな風にブランクーシの彫刻はタルグ・ジウの人々に愛されている。

写真はライトアップされたtable of silence。

【DAY54】標高2000m

2005年07月11日 | 旅する。
シナイアまで足を伸ばしてブチェーギ山系に登った。といっても、ケーブルカーで標高2000mまであがれるので、楽勝である。

濃いガスのような靄の晴れ間に、雄大な景色が見渡せる。ケーブルカーの頂上駅では、ストーヴに火が入っていた。

【DAY49】「アウト・ストップ」

2005年07月06日 | 旅する。
ブコヴィナ地方へ。

まず、ボルシャまでバスで2時間。しかし、そこから乗り継ぐはずのバスがなかった。仕方ないので、現地の方々がすすめるまま、ヒッチハイクに賭ける。当地では"auto stop(車を止める、の意)"は、日常当たり前であるらしい。

その"auto stop"のポイントがどこかわからずに、1時間以上さまよう。

やっとたどり着いた分岐点で覚悟を決めて待つ。

【DAY47】古い教会

2005年07月04日 | 旅する。
マラムレシュ地方の古い木造教会は、ユネスコの文化遺産に登録されている(ということを、昨日知った)。

今は日常的には使われていないところがほとんどだが、大切に管理されている。どこか、日本の田舎にある神社のような気配が漂うのは、南京錠で戸締まりされているからだろうか?

「ここから見ろ」とガイド兼ドライバーが言うので、窓によじのぼる。中には壁画やイコンがあるのだが、暗くて見えない。しかし、デジタルカメラで撮影した画面では、よく見える。ガイドには「日本のテクノロジーだ」と、言っておいた。
(ちなみに、フラッシュはもちろんたかず、高感度にもせず、オート露出を暗部に合わせて固定しただけ)

【DAY46】洗礼式

2005年07月03日 | 旅する。
オンチェスティという小さな集落にあるペンションに泊まっている。
昨日、バイア・マーレで探し当てた旅行エージェンシーで手配した。

ホストであるヴァシーレの車は事故で修理中なので、今日はいとこの車で別の集落に来ている。
「フェスティヴァ!」と言っていたのは、洗礼式のお祝いのことだった。
親戚なのか近所の人なのか、よくわからないけど、よく飲んでよく食べてよく笑ったパーティだった。

【DAY45】マラムレシュへ

2005年07月02日 | 旅する。
雨が降っていた。

マラムレシュ地方に行くつもりなのだが、どこでどのバスに乗ってどこで降りてどこに泊まればいいのか、よくわかっていない。

とりあえず、バイア・マーレ行きのミニバスに乗った。着いてから、ブダペストで買った"Lonely Planet Guide"をまた読むが、たいした情報はない。

本は閉じて、歩くことにした。