迷狂私酔の日々(再)

明鏡止水とはあまりに遠いこの日々。

【DAY61】ルセ

2005年07月18日 | 旅する。
ブカレストから南へ。ドナウ川を渡るとそこはブルガリア、ルセの街である。

ドナウ川は黒海へと注ぐあたりで湿地帯になるため、船では直接出られない。そこでルセから黒海へと鉄道が引かれ、人も貨物もここルセで鉄道に乗り換える時代がつづいた。

そういうわけで、19世紀から20世紀はじめにかけてルセは交易都市として繁栄し、さまざまな民族が住むコスモポリタン・シティであった。エリアス・カネッティもここで育った。