日記

Hajime

夜おどり

2011年05月12日 | Weblog

こんにちは

今は去年の暮れに走った奈良マラソンの原稿を書こうとあれこれ記憶や資料をひっぱりだしたりしています

かなりゆっくり寝かせたなぁ(放置である)
と思いつつ、思い出そうとしていたのですが、
記憶を突っつくだけではどうにもならんというか、
奈良の歴史の奥深さを考えると、いくら走る行為の原稿だといえどもやはり結構な資料も必要で、
昨夜は夜な夜な奈良について考えていました
というより考えつつ酔っぱらいました

もんもんと酔っぱらって2時、ぐっすり眠りこけてしまって3時
つけっぱなしのラジオからパフュームの新曲が流れてきて急に目が覚める
真っ暗な部屋です

そこいら中真っ暗な中、朦朧としてレーザービームが流れておりました
あぁなんと心地よい(きもいが)
そしてラジオの語り手の「今は今日と明日の境目です」という言葉を聞きながら3時過ぎ


奈良といえば万葉集、日本書紀、妖怪、鬼です
平安よりも平城、白鳳よりも天平です
ややマイナー感が私の好みではあります

以前、妖怪についての本の中で、
歴史上で鬼が登場したのは奈良時代である、
鬼というのは、例えば覇権を狙う宮内の誰かが邪魔な存在の誰かを暗殺し、
暗殺した人がそれを鬼という化け物の仕業だと言い、
当時の宮内の覇権争いには度々鬼が現れては誰かを連れ去り、殺したというのを読んだことがあります

それでは鬼というのはとどのつまり人間の心ではないでしょうか
都合の悪いことは鬼という恐ろしげな存在に押し付けてしまうという人の心の恐ろしさ、それこそまさに鬼のなかの鬼

化け物の類いとしての鬼の役割を押し付けられた鬼には同情こそすれ、恐ろしさは感じないというか、
あさましさに染まった人の心に比べればよっぽど優しく柔らかげな、そして親しい存在ですらあるのではないでしょうか

はっ、とそんな風に目を覚ましてパフュームがラジオから流れてくる3時
あまりに腹が減ってそうめんをゆではじめてみました

朦朧としながら箸で鍋の中のそうめんをつつく
白い糸が鍋の中心から沸き立つ
ゆらゆらと鍋から白い糸がこんもりわき上がります
白髪の鬼が鍋の中からこちらを向いています

よいしょー、とその白髪の鬼をざるに上げてすする
なかなか旨いではないか鬼、とすすってみます

はっ、いかんいかん、とマラソンの思い出から随分遠ざかっている自分に気づく3時半
脱線していないでさくっと書いてしまいたいものであります





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