日記

Hajime

まふうば

2009年08月27日 | Weblog

8月末から9月末までに首都圏で大きな地震が起こる。
と忠告され、水を蓄えました。

大気中のイオン濃度による観測らしく、
きちんとした分析の結果らしいのですが、
いかんせん大々的なニュースになっていません

そのため半信半疑というか、
どうしようか、いやどうにもならん、
ほんとにくるの?
そんな感じです

9月24日くらいからまた1ヵ月ばかり日本を離れますが、
東京に大切な人もいるので、
出発前に起こるか、出発してから起こるかが今の悩みのです

というか本当にくるの?
どうやねん実際。ほんまかいな



うつらうつらと夜ラジオを聞いていたら、
ラーメンズの片桐仁さんがやっているラジオが流れていて、
アニメの話で盛り上がっていました。

そしてゲストで声優の田中真弓さんが来られてました
田中真弓さんといえば、ルフィーにクリリン、さらにラピュタのパズーの声と大活躍の声優さんです

「クリリンが絶対に言わなさそうなセリフ」
というコーナーで田中さんがクリリンの声で

「ジュリアナ東京!!」
と叫んだり

「エグザイルのオーディション受けました」
など、本当にクリリンが言わなさそうなセリフに夜な夜な笑ってしまい、
しばらく眠れなくなりました

それにしても
クリリンとやじろべぇって標準語と名古屋弁の違いだけで同じ声だったということを初めて知り、一人で「ほんまや!」と目からうろこを落としました


深夜のハイテンショントークは盛り上がりに盛りあがって、
田中さんは

「気円斬! 気円斬!! キィーエェェェンンズゥワァァァァンンン!!」

と叫び

挙句の果てに
「シータ、よく聞いて、僕の手に手を乗せて......バルス。」



これは多分、いやほとんど間違いなく
地震起こります!














ジュゼッペ

2009年08月26日 | Weblog

いろいろとしていましたが
しばらく島根にも帰っていました


盆踊って、海潜って、飲んで
ふと猫の次郎が死んでいました

私のうちの猫は全員野良だけど、大体家の近くで死にます
次郎の前にいたバカも、その前のクロも
野良だけどのろで、強くなく
馬鹿と言われながらも守られ、かわいがられ死んでいきました
次郎もそんな幸福な海辺の野良猫でした

畑に夏野菜がどっさりで
新鮮なピーマンや、みずみずしいナス、夏がしたたるようなトマトをもぎってかじり
畑の傍の井戸にブリキのバケツをたらして水を汲もうとしたら、急にその紐が切れてバケツを井戸に沈めてしまいました

果てのない暗闇に吸い込まれるように沈んでいくその姿を見ながら申し訳なくなり、もしそのバケツが自分だったらどんな恐怖だろうと思ってもっと申し訳なくなりましたが何もできませんでした
じめっとした気配で、辺りも井戸の中のようになめらかな闇になりつつありました
次郎は遠くにいったなぁ、と分かりました


野菜をもぎり
茂みに入り

「おーいジュゼッペ、とり憑かれ男!」のいしいしんじのジュゼッペではなくて、
ジュゼッペ・アルチンボルドの絵のように野菜で顔を作りました
彼の作品の [四季 夏] には確か洋梨や葡萄も使われていたけど、なかったのでそのへんは雑草とかで



東京に戻り、幼なじみ男4人で飲みました
新宿では風俗の客引きがすごくて、
まっさんという全身若草色で、
半そで短パンの勢いそのままな客引きがいました

「まっさん今いくつなん?」

「44才!オッパブどう?!8000円!」

すきっ歯で歯も何本かないその満面の笑みは、ネオンに負けぬ勢いと輝きがあるのと同時に、
オッパブで働いている女の子と同じくらいの年齢の娘がいてもおかしくないまっさんが全身若草色の姿で夜の歌舞伎町に消えていく後ろ姿にかすかに切ない気持ちを覚えました
しかしそれは全く余計なお世話だとも思いました




メモ
しばらく日本の
森見登美彦さんや
中村文則さん
小川洋子さん
や、旅のドキュメンタリー的なものを読んでいて


それから大陸に渡って改めて
カミュ
カポーティ(「夜の樹」が特に良い)
フランスの児童文学(おもしろかったのに名前を失念)
を読みました

その後久しぶりにヘミングウェイを読みました
「エデンの園」

エデンつながりでスタインベックの「エデンの東 1~4巻」も読みました
これはとても印象深い小説でした
分かりやすく、分割できない人の心の様子を見事に捉え、愚かで優しい悪もはがゆい善も登場し、なおかつ悲しい人はいたけれど悪者という人がいませんでした


後半読み進むペースが落ち
読みきってすっきりしたのと同時にしばらく海外ものはやめようと思い、次は何を読むか考えていました
桜庭一樹さんや三浦しをんさんとか最近の日本の小説がよいなと思いつつ

今日たまたま全然知らないおじいさんのブログを見て、
彼が小型船舶の免許の更新をし、
古い免許と新しい免許に写る自分の写真を見比べ、老いている自分を知り
免許の更新はあと何回できるだろうか、それでも体が言うことをきく限りは船に乗り続けようと思う
という旨の内容が書いてあるのを人知れず見てしまいました


なので気がつくとあれだけ海外の小説はしばらくやめとこうと思ったのに、
ヘミングウェイの「老人と海」を読むことに決めました













そして渋谷に

2009年08月11日 | Weblog
先日の新宿ロフトはとてもおもしろかったです
UFOやオムツの水分吸収率(これは実際にオムツをはいてその場で実験していた)、ドーパミンについてなどの話を聞きました

収録が終わると奥のソファーで、兄弟や聞きに来られた方々としばらく話をしました
「幽霊は思念じゃなくて信号ですから、怨念とか関係ありません。受け取る側のアンテナと電磁波の起こりやすい場所で発生する信号の関係です」
など科学者の兄の突っ込んだ意見が聞けて良かったです

普段新宿ロフトのVIPっぽいソファーではあまりされていないような、UFOや幽霊や電磁波の話で盛り上がっているということが私をとても興奮させました

しかも分子模型ストラップをもらい、私はメタンでした
牛のゲップに多く含まれるこのメタンを常に携帯して町をさっそうと歩きたいと思います


また他の出演者ではベリーダンスとハードコア、ラップを組み合わせたバンド、
ダンサーはかなりの手練でありえない胸と腰の動きでしたが、ラッパー(中近東の民族の歌も歌っていた)がライブ中に
「すみません、こっちのモニターにもう少し音返してください」
と真顔で真声で言っていて、中東の砂漠気分から一気に新宿のライブハウスへと引き戻されました

あとは西成にこだわるフォークの人などもいて、かなり濃い目な夜でした




今日は今から渋谷です

去年スイスで知り合った人と一年ぶりの再会です
しかも今までほぼメールのやりとりもほとんどないまま、今夜いきなりハチ公前での再開で顔を覚えているかすら不安です

去年スイスのローザンヌを取材中、夜のバーでたまたま仲良くなった人なのですが、生粋のスイス人で超日本好き。日本好きというかアニオタです。
そして携帯の待受画面はまつじゅんでした
一見オタク感のない女子ですが、アニメの勉強するために日本に留学していたりするなどかなりの強者です。
そして久しぶりにきたメールが
「明日東京着くのでアニソン歌いにカラオケ行きましょう」
という内容でした
アニソンという言い方をするスイス人というのが強者と言わしめます


友達も何人か来るみたいで、ちょっと不安(日本を代表してアニソン歌わないとだめでしょうか)ですがスイスと日本のアングラ文化の懸け橋としてがんばってきます


で、そんなのりで明日朝始発の新幹線に乗って、島根へ帰ります














新宿に

2009年08月07日 | Weblog
今日は快晴かと思いきや夕方からすごい雨でした。
で、これから新宿ロフトまで行きます。

科学者の兄(34)と二―トでベーシストの弟(29)がやってるラジオの収録があるので行ってきます。
ちなみに23時から朝までです。
こんな形で久々にライブハウスに行くとは思いませんでしたが

そんな金曜の夜
しかも向こうは兄弟
私も兄妹で一緒に行きます.....


マニアックな人たちが来るとの噂なので、楽しみです
半分人間じゃない人とかのりぴーとか来るんでしょうか
少なくともUFOが自力で見えるようになった人とか来るみたいです
自力で、というあたりにややムー的要素があるのがすげぇおもろいです

世の中いろんな奴がいるんですねぇ

でも今自分の頭の中が発想的に真面目でつまんないものばかりで辟易してるので
刺激をもらいに行ってきます

では







ゆりかもめ

2009年08月05日 | Weblog


インド編が終わり、本屋にも出てました
本をスキャンしたままの写真なので汚くなってしまいましたが、ヴァラナシで撮ったプージャーの写真です

改めて見るとこの写真を撮る時、ポジションやポーズを結構苦心したのを思い出しました。周りに人も沢山いるし、一度きりの一瞬だけ、という感じだったので。何より暗すぎでした
でも大きい写真になって良かったです


早朝のガンガーでぼったくりの花売り(ガンガーに流す花)インド人とけんかして、


「せっかく朝のガンガーで気持ちよく過ごしてんのに花7つで200ルピー(本当は1つ5ルピーくらい)とは何事やねん!」
と怒鳴り

「200って言ったら200だ。そんなこと言ってるとお前に良いカルマはこねーよ!」
と言い返され

「カルマカルマって何でもカルマのせいにすんな、ボケが!テメーらぼったくってばっかで宗教も糞もないだろうが」

「何を糞ジャパニーズ!呪ってやる!」

「あぁ呪え呪え、アホが!」


と、それまで積もり積もったインド人への不信感が頂点に達し、よく喧嘩してしまったヴァラナシ
そしてその言い合いの1時間後に屋台で飯をおごってもらい、二人で仲良く朝ご飯食べたのもこの花売りの親父でした(花売りの親父というフレーズがちょっとあれですが.....)

一体なぜ仲直りしたのかすらよく覚えていません
何事もなかったように
「さっきは悪かったな。飯おごってやるから一緒にこいよ」
と言われ拍子抜けしてついて行った気がします

そんなヴァラナシ
あぁヴァラナシ

今でもヴァラナシから東京にいる私に
「俺店やめさせられて今仕事ないんだよ。どうしよう」
とかいうインド人から電話がかかってくるヴァラナシ
「まぁ頑張れよ」
としか言いようがありません

そんなヴァラナシ
うんこと牛と犬と死体と物乞いとヒンドゥー教の修行者とプージャーと旅人とぼったくりとガンガーのヴァラナシ

なんだかまた行きたくなってくるのはなぜか、ちくしょう!






ところで、今日朝から日本科学未来館にナショナルジオグラフィック米研究員スペンサー・ウエルズ博士の講演を聴きに行ってきました。

「私たちはどこから来たのか?」
をテーマに、現代人の遺伝子からアフリカで誕生以降世界に広がっていった人類の移動ルートや人類の多様性についての興味深い話を聞くことができました。

一番最初に挨拶された毛利衛氏が
「宇宙に2度行きましたが、2度目は宇宙からの地球の観察と調査であり、じっと地球を眺めているとまるでそれは生き物のようでした。そしてもし、ここで私が地球外生命体に連れ去られたとしたら、などと考えました。」
と話され、地球外生命体が、と話す毛利さんがなんだかやけに身近に感じられ、想像力と好奇心って素晴らしいと改めて思いました。


その他、知花くららさんや竹村真一氏(京都造形芸術大 文化人類学教授)、スペンサー・ウエルズ博士、森田由子さん(科学未来館科学コミュニケーター)がトークセッションを行い、日本人のルーツや人類の移動について、人々の容姿の違いについてなどについて話され興味深かったです。

といいつつも印象に残ったのは、
「宇宙的視野からでも、ミトコンドリアと核の融合という視点(ミクロな視点という意味)、から見ても5億年前まではみんなアフリカ人です」
という話でした。
意味云々より言葉と言葉のギャップとその文の分かりやすさになんだかすごい説得力がありました。

そして教授の方々の寡黙かつちょっと地味な雰囲気(トークセッションなのにほとんど話をふってもらえない人がいてすごく気になり、どちらかというとそういう人の話を聞きたくなった)と、知花さん(特にそれを取り巻く周囲の人々)のぎらぎらした雰囲気の違いがおもしろかったです。
そういう差も遺伝子的にどうなってんのかすごく気になります。