倉吉市の明倫AIR2014のオープニングに参加した。
廃病院を活用してのレジデンス。
滞在アーティスト、地域のスタッフ、鳥取藝住祭のスタッフ、行政スタッフ、学生、とてもあざやかな連携。
丁寧なリサーチと受け入れる姿勢。
助成金や事業ということではなく、地域に必要だと思うからこの大変だけど有意義で地域が楽しくなるプロジェクトを継続して開催したいという思い。
それ以外はない。
芸術とかいいだすと深みにはまるので、毎年地域が盛り上がるイベントとしてのアートプロジェクトとして考えるととても意義のある取り組みだった。
私は特にレジデンスがしたいというわけではないが、持続可能なまちづくりのアートからのアプローチは今とこの先少しの間はレジデンスの取り組みが一番いい形だと思う。
けれどそれには地域をはじめ、理解と忍耐、リーダーと支える母体の成長が不可欠。
今、レジデンスと名付けられた事業を行っているが、とてもレジデンスとは言い難い。
一度リサーチからやりなおし、新しく取り組み直すべきだと思っている。
地域のかしこいリーダー達は行政やそれに付随する組織とパートナーシップを組むとろくでもないことになるので、NPOやチームを組んで自分達の町を自分達らしく盛り上げる為に行政の予算や事業を利用するという当たり前の話しを当たり前に自分に言われると、そういうそれぞれの肩書きを外すとみんな向かっている方向に大きな違いはないのだからそれぞれ丁寧に連携していける仕組みづくりを役割分担してやっていければいいな、と思う。
個人的に楽しいなと思うことにそれぞれ間違いや善悪などないし、きっと大人になればその楽しいことに専門性もでてくるはずで、ともすればそのチャンスをきちんと活用してもっと楽しくなるように丁寧な仕組みづくりと周囲の本当に望む声に耳を傾けてじっくりやっていけばよいのだろうなと思う。
誰の声に耳を傾けて、どこの何が良くなるようにしたいのかを自分をごまかさずに捉えて行動していかなければいつまでたってもそのまんまなのだと思う。
割と人生あっという間だしぶつくさいってる時間がもったいない気がした今日の廃病院の盛り上がり。