日記

Hajime

深酒

2009年09月23日 | Weblog
明日出発です

今まで親友たちと飲んでいました

先日、池さんと桃ちゃんという大切な友人二人の結婚式があり、久しぶりに懐かしくも熱い友人達に会うことができ、音楽ができ嬉しく思いました

明日出発ですが、改めていい写真を撮りたいと思います

馬鹿馬鹿しいとよく言われますが、
妥協せず、撮ってきます
行ってきます




12mm

2009年09月18日 | Weblog

アロイス・カリジェです。
今回カリジェの故郷であるトゥルンという村にも行きます。
村自体も素朴でこじんまりとした雰囲気なのですが、村のいろいろな所にカリジェの壁画があり、それを見に行きたいなと思っていました。

絵本画家と思いきやグラフィックデザイナーや舞台装飾家としても多くの作品を残していて、素朴さの中に描かれる明る過ぎない世界がとても好きです
闇をきちんとかける人は、その中にしらじらしくない光も落ちていて安心します

ふと全然関係ない街で泊まるホテルの詳細をチェックしていると、そこはどうやらカリジェが頻繁に宿泊していたホテルのようでした。
各部屋に異なる彼の絵が飾られているようです
私の部屋はどんな絵なんだろう

こんな絵だととても助かります

多分今いろいろやらないといけないことがあって焦ってるからです









夜の始まりはとろけるよなファンキーミュージック

2009年09月16日 | Weblog

最近、今夜はブギーバックにはまっています。
今更ながらおざけんセンス良すぎです。
軽やかなメロディとは裏腹の都会的、退廃的な歌詞もたまりません。
南米で慈善活動してるより音楽やっててほしかったな、とさえ思ってしまいます。
椎名林檎と張るくらいセンスよいです。

インドを続けようと思いましたが、ヨーロッパ行きが近づいているので無理そうでした。


この頃ラジオにはまっています
特にAMがやばいですね
文化放送とTBSの深夜放送が夜のお供です

月曜の0時からのバナナマン、そして1時からの伊集院光なんて、往年の3番前田、4番江藤のカープクリーンナップくらいえぐい流れです
TVよりラジオ、そしてFMよりAMがおもしろい
でもFMでは清志郎さんの最後の曲「お~ラージーオー」という懐かしい声がよく流れるのでそこはなかなか良いです



見るより聞く方が情報量が少ない分、頭の中の想像力がよく働く気もします
例えば、物語の読み聞かせにしてもTVで見るより目を閉じてラジオで聞く方がその物語に出てくる風景や人物を自分で思い描きやすい気がします
落語なんかもラジオで聞くと本当におもしろいです
ありありと情景が浮かぶというか、その想像だけで軽いトリップ感が味わえるので、ノリピーも落語をラジオで聞いてノンドラッグでトリップしてればあんな風にならなかったかもしれません......

深夜に落語を聞きながら噺家さんがソバを食うシーンを話すと、
目をつむって聴いている私も、ずっずずずーと音を立てたりしています



とりあえずそろそろ荷造りや準備を始めないといけません
秋の写真、湖や森や街や空気をうまく雰囲気が出せるように撮ってきたいと思います
そういう時は何を聴くのがいいかと考えているところです

















メヌガヌネ

2009年09月11日 | Weblog

インドの続きを全然書いていなかった

突然だけど、コルカタの街にて

ニューマーケットという比較的新しく大きいコンクリート造りのビルの後ろに、
オールドマーケットという市場が広がっている

様々なものを売るテントが並び、
揚げたてのサモサを売る屋台があり
袋詰めの香辛料がそこら中に積まれ
生きた鶏を売り
魚や牛を巨大なまな板に乗せてさばいている

いい匂いと腐臭とほこりっぽさが混じり合い何とも言えない空気が漂う場所だ


そんな市場で子供たちに出会った

カメラを向けるとどんどん勢いが増す































私もぎゃーぎゃー言いながらカメラを向けた

























ははは
すげーシャイ!男子!










リクシャーワーラーのたまり場でタバコを吸ってあれこれ話す
一日中裸足で人を乗せ、コルカタの街を走り回るおっさん達


知らない日本人に最初は打ち解けようとしなかったおっさんも
タバコを吸いながらだらだら話しをしていると、
次第に顔もほぐれてくる


「俺は田舎から出て来てこうして毎日走ってるんだ。田舎に残して来た奥さんと子どもに会いたいよ」

煙をゆらゆら吹かしながらはにかんではいたけれど、
茶色く膨れ上がったその足の指が物語るものは決して少なくない








ストローで

2009年09月07日 | Weblog

今月24日から1ヵ月くらいスイスをメインにヨーロッパ取材に行ってきます。
今、ホテルにメールを送って手配しているところです。

いくつか気になるホテルはあるのですが、中でもスイスはマイエンフェルトにある「Just Max and Dorli」の予約が取れたのがうれしいです。

マイエンフェルトはアニメ「アルプスの少女ハイジ」の舞台になった地で、アニメのハイジを彷彿とさせる街並みや、山小屋などがあります。

そんな自然に囲まれた街の、人里離れた山中にある宿が「Just Max and Dorli」です。

朝食の手作りパンとしぼりたての新鮮な牛乳もとても楽しみなのですが、なんといっても目当ては「干し草のベッド」

この宿の売りはワラのベッドで眠れることなんです。

宿の人とメールのやりとりをしていて、
「ベッドはマットレスかワラだけどどっちがいい?」
と聞かれもちろん
「ワラで!」
と答えました

わざわざ人里離れた宿にマットレスで眠るために行くわけありません
それなら最初から街のホテルをとりますし

がぜんふかふかに積まれたワラにダイブする自分を想像してやみませんが、
メールのやりとりをしていると
「秋だし結構寒いよ」
と宿の人から的確なアドバイスをいただきました

そこで私もだいぶ冷静になりましたが、
やはり結構寒そうです

すげぇ寒いんでしょうか
ワラか......

ハイジもペーターもすげぇな、年がら年じゅうワラか
そんな楽しむもんじゃないかもしれません
ぽっと1泊だけして去るような奴です


もしかしたら思いのほか修行になるかもしれません


秋の風が吹いとりますねぇ

2009年09月02日 | Weblog

先日、新宿の「スペース・ゼロ」というホールにライブを見にいきました。

「子どもの権利条約 国連採択20周年記念」
~子どもたちは表現する・大人たちは考える~
というイベントで、私がまだ関西にいた頃(4年前くらい)に関わっていた子ども達が出演すると聞き、見にいきました。

ステージ上で
「ヤンキーだった僕たちが音楽に触れ、バンドを組むようになりました」
と、当時中学生でやんちゃ(今も......)だった子たちがギターを弾き、歌い、恥ずかしそうだったけれど堂々と人前で演奏していました。

司会を務めた子が
「僕達が音楽を始めたのはある人のためでした。東京に旅立つその人を送り出すためにライブをしようとしたのが始まりです」
と言いながらぶるぶる手が震え、声も震えていました。


そのイベントに行く前に、何人かの人から、
お前のまいた種がどれだけ成長したか見てやってくれ
と言われて久しぶりに彼らに会いに行ったのですが、
まさかこんな風にちゃんとステージに上がれるレベルまで音楽を続けていてくれたんだなぁ、と感動しました

司会をしていた子自身には会うのが初めてで、
私が去った後、新しい子たちが集まり、形にし、徐々にその輪が大きくなっていて、
その中で司会の子のように当時を知らない子も増えているようだけど、大切な想いが時を経ても繋がりあって、
今目の前のステージ上で私のことを語る彼と、ギターなんてへたくそだった奴らが成長していっちょまえに人前で演奏している姿に懐かしさと嬉しさを感じました

当時、集まっていた子たちは家庭環境や様々な問題を抱え、
もちろんそれが学校成績にも表れ、
あまり良くない連鎖が生まれていました

その中で夜な夜な勉強を教えていたのですが
その一環で私は「シャッター1000回切って写真で表現する」という企画や
音楽を通じて表現する、ということもやっていました
彼らにカメラを持たせ、楽器を持たせる、そしてそれを続けさせ、表現という形までもっていくのはなかなか大変でした

当時は手探りしながらのことで、
京都で、小学生の使い捨てカメラの写真展があると聞けば見に行って話を聞き、
休みの日はホームセンターで展示に使えるものはないかとうろつき、
失敗し、失敗し、失敗だらけでした

せっかく思うように展示したのに
「写真が何枚も落ちた!」
と連絡があって飛んでいったり

やんちゃな子どもたちを連れて
大阪や京都の街をカメラ片手に歩き回ったり(ほとんど遠足だった)

スタジオに入って音楽させたり
七転八倒どころか五十倒くらいでした



私のまいた種と言ってくれた人たちや
話してくれた子たちがいて、
すごく恥ずかしかったのですが、
どちらかといえば当時は、
大阪の知らない土地で活動しだして、
全く地元の人じゃない私の意見をくみ取って根気強く手助けしてくれた人たちや、
参加してくれた子たち、最初は「なんやこいつ」って感じやったんと思います

その私のアウェイ感を少しずつホーム感に変えてくれたのこそ
子どもたちや当時のスタッフたちの方だと思っています
逆に私を受け入れてくれた彼らの人格的な優しさがあってのことだと思います

全く役立たずだった気がします
そういうのを全て支えてくれた周りの人のおかげ以外のなにものでもないです


と喉まで出かかったけど
子どもたちには(特に私のことを知らない初対面の子)

「神やから俺!」

と言っておきました



なんだかだらだらと自分のことを話してしまい非常にうざい感じになってしまいました


その後ずっと子ども達と関わって、見守っているスタッフの方が何百倍も大変だと思います

ガチガチに震えてマイクを握る姿や
緊張に手が汗ばむ子たち
集中できる何かと出会い、それに向かって走る時間
彼らはまた、成長していき、それを続けるのか、新しい道に進むのかという選択の時期もやってくるだろうと思います

けれども、熱中できるものを見つけられたこと、その一瞬に輝けたこと、
それは、それを知るのと知らないのではとっても違う気がします

いい表情をしていました
本当にいいものを見ることができました

子どもたちと、
その後ずっと彼らと関わり続け、活動を大きなものにしていかれた人たちに貰った感動でした

私ももっとがんばっていこうと思いました

ありがとうございました