日記

Hajime

お酒では全然酔わない

2007年09月30日 | Weblog

もっとごく簡単に感動できる


そんなに多くを求めていたら
何も感じられなくなってしまう

そんなに多くを欲したら
何一つこの手に大切なものが残らなくなってしまう

それでも怒って、欲して、怖がっていては奪っていくだけになってしまう

いつかそれが分かるだろう?



........................

と雨上がりに言われた。

とする

2007年09月22日 | Weblog

よく晴れた朝に森の奥深くに行くと冷たく澄んだ水が人知れず木々の合間をぬって滑らかに地をはっている

そうして潤される感覚がある



そんな場所や、人、瞬間に出会うとにやりとしてしまう

くそう

2007年09月19日 | Weblog

さんざんなものたちに会いました
さんざんなものたちの微かな声を聞きました
こけにされてよう
さんざん言われてさんざんに扱われてよう
くそう

こけにされるなんて言葉思い浮かぶなんて失礼じゃないか
こけは静かに水を育み、地を豊かにする大切な役割があるのに
こけにするなんて

それを怒りという答えにかえないでほしいです
みずみずしい流れと美しい土地を愛する優しいものを容易くふみにじるなんてどんなことを理由にして周りを巻き込んでもね、そりゃ戦争なんてなくならないわ
いくら言葉で愛を掲げても乗り越えてないわ
どこかにそんな国がありますね

そういって私もまたそれをどうにかしようと思った瞬間にそれはエゴに変わって多くをぶち壊して、踏みにじってさ

謝りたい気分になりました
ごめんなさい
どうか許してあげてください
それを怒りに変えないでください
私もどうにか怒りには変えません

言いたい奴には言わせればいいのさ
だからどうか許してあげてね
うずくまっているその姿をようく見ているさ

いつかねまた笑っておいしいビールでも飲むんだよ
泣いたり笑ったりしてね、残ったその想いは無駄ではないんだよ

夜の砂浜でげらげらとね、そんなイメージをしているよ

くそう
私はまだ未熟者すぎるわ

息を吸い込んで
そして思い切り笑って突っ走れ!

ムーディ

2007年09月18日 | Weblog

森へゆきました。埼玉県です。
午前中からムーディ勝山氏の物まねを練習しながら歩きました。
「右から 右から 何かがやってくる~ 」
インチキくさいです。とってもインチキくさいのですが、どこか泣けます。
だいぶ上達しました。

沢山歩いたので思い切り靴の匂いを嗅いでやりました。
自分が歩いて来たその道で結果としてたまった匂い。
嫌です。とっても嫌です。
けど、自分の歩いてきた結果です。
受け入れて嗅げ!
で、くらくらです。袋とじのグラビア並に悩殺です。さらにめちゃ暑かったのでもう少しで神経が破壊されるかと思いました。

が、手にしたもんが例え悪臭でもそれもお前だ、と。
だから迷わず手にするんです、私と共に歩いてくれたこの靴を。


自分のことは自分にしかわからん。
嗅ごうとしなきゃ嗅げん。
それが嗅ぎたくないような匂いならなおさら嗅がないと成長できないかもね。



くらくらしながら
「ぼくは それを 左へ受け流す~ 」
と歌いました。
もうきれいな夕暮れでした。



夜は大阪にいた頃の写真撮影の仕事の仲間、加藤さんと白石さんと吉祥寺で飲みました。
一つだけ言えるのは、その暑い日の午後にむれむれの自分の靴の匂いを嗅いで良かった。
思い切り自分にぶちあたって、くさくって、くせー!っと逃げ出してしまわずにいて良かった。
まして嗅ごうともせず逃げ出さずにいて良かった。
ちゃんとその状態で良き人達とお話ができて良かったんです。
自分の良くない部分をくせー!と放り投げてしまったらこんな仲間のお話もムーディ氏の歌なみに左へ受け流してしまうかもしれないし(ひどく自己中心的に一方的な感覚で物事を捉えてしまうという意味です)、私自身も投げやりになっていたかもしれませんからね。
どうもありがとうね。





追伸  いやでも実際ね、そんなにくさくはないっす!!

報告

2007年09月16日 | Weblog

私、福間一は去る8月13日「月見ル君想フ」でのライブをもちまして、東京Blue Weepsを脱退いたしました。
ご支援、ご協力していただいた皆様への報告が遅くなり大変申し訳ありませんでした。
このように報告が遅れたのも私自身に時間が必要であったということのご理解を願い今回の報告にかえさせていただきたいと思います。
また、この間様々な人達に様々な場面でお世話になりました。
本当にうれしかったです。
ありがとうございます。



これからまた歩き出したいと思います。
そして活動、発表の場を含め改めて皆様にご報告していきたいと思います。


今はごりごりと人の写真を撮っています。やっぱり人を撮るにはエネルギーがいります。
なので明日は山へ行って緑に抱かれます。いやーん。
    
       福間 一

赤い象と嵐と青い象

2007年09月07日 | Weblog

嵐が来ている

嵐は好きである

雷を宿した重い雲
願ってもつながれない大地へ雲は泣いて雨を垂れ流す
ごうごうと白濁


生易しい風景画よりも生々しい嵐が好きである



私は感動より興奮が好きである

全身から噴き出すあの興奮が感動なんかより5千倍くらい好きである





私は覚えているか
生きている感動よりも
生きている興奮を



胸打つ鼓動をもえぐりとるような興奮を
私は覚えているか
嵐の夜、深く黒い海と空がごうごうと鳴り響く浜辺に一人立つあの興奮を



顔を上げたとたん大きな波にのみ込まれるあの瞬間を
泡と鳴り止まない音
上も下も砂の粒も私もごちゃまぜにのみ込まれてゲロも嗚咽も圧倒的に強いたった一つの波の中に

私は覚えているか



嵐が来ている

私は嵐が好きである

全身からこみ上げる興奮が好きである


それは感動の5千倍くらい好きである


..........

嵐の夜の浜に立つと遠く黒い海の奥から大きい象が「オーウボーウ」とないてやってくると思っていた。
だからその象に向かって「オーウボーウ」と返してやるのだ。
するとばかでかい象が長い鼻から「ゾバー!」っと息を吐き出して、すごく風が舞うんだ。
ぐるぐると砂浜の風が舞うんだ。
吹き飛ばされて浜に倒れ込んだ。
私は喜んで跳ねたり、砂をつかんで海にぶち投げてやった。
帰ると髪の毛はめちゃくちゃで砂がざらざらと入っていて、のどはがらがらで潮で体がいつもべたべたしていた。
なぜかすごく目が輝いていたと思う。
輝くとは若干違うな、興奮していたと思う。
雨が降っていない時はその後屋根に登って月を見ていた。
嵐の日の空は雲が早くて、高速で地球が回転してるんじゃないかと錯覚したりした。