日記

Hajime

ぼんじゅる

2006年11月29日 | Weblog

泣ける映画を見たのですか
だからですか


空が青いのです
だからです

思わず目から鼻から
口からもじゅるっと

やあ、ぼんじゅーる!

寒いけどたまに暖かいよ

.........................

わはは。

どこだ君は。

セルフポートレート。

2006年11月28日 | Weblog

花と旅と

音と

笑顔と

僕たちは
決して見えない感情と

後悔と今と昨日と明日と


青い空をみた
その夢を
見失わないように

白い雲をみた
その夢を
殺伐しないように

流れるように
決して流されないように

手に手をとるように

一人きりになるように

その先の
扉を開くように
勇気も覚悟も捨てて
ただその先の扉を開くように

出会う
色とりどり

作り笑顔を捨てて
心とつながらない言葉も捨てて
笑顔で
笑顔で

手に手をとるように

..................
何も補償はない
心も明日も優しさも
でも
僕は見たい


追伸

優しくも痛々しい音楽と出会うように
笑っているのに泣いているような人に出会いました
僕はその両方が好きだ

のこる。

2006年11月27日 | Weblog

全部好きな時に好きなだけ持っていってしまうんだな
泡みたいにいきなり消えてしまう
いつも大切なものは唐突に
なんの前ぶれもなく

好きな時に連れていってしまうんだな

気が遠くなるほど時間がかかるよな

それでもその残してくれたあたたかいものを握ってまた旅に出る


たまに月が太陽の光の反射じゃなくて、本当に自分で輝いているように見えるよ
雨だけど雲の向こうにそれを感じたんだ
そんな風に思えるよ



さようなら。
また会いましょう。
思い出すよ。思い出すよ。

....................
今日は雨が降っています。
立て続けに起こる出来事達。

ふぁみりーに。
今どんなことが起こっても。
帰ったらお餅つき盛り上げるからね。
似てない物まねや史上最高にくだらないギャグをひっさげて帰るからね。
待っててね。

山で聴いた事について

2006年11月24日 | Weblog

「君は海を見たことがあるかい」
さつまいものきれっぱしみたいにカラカラにひなびて、今まさにアリの大群に連れていかれそうなミミズが足下でささやいた。


「ああ、あるよ」僕は答える。


「私はね、これから土になるんだ。まずはこのアリ達に食べられて、それからあっと言う間に土になる。それを草木が栄養として吸って、すくすく伸びる。もしかしたらかすかな水分が高く高く舞い上がって、気流に乗ってどんどん上がって雲までいって、ちっさい水滴になってどっかにポトリと落ちるかもしれない。」

「ああ。」と僕は言った。

「そしてね、体じゃない方の私はね、深く深くずっともぐってそれから東の方へ行くんだ。」

「なんで東の方へ行くの。」僕は尋ねる。

「東の方ではね、土の上にコンクリートが敷き詰められていてね、冬が終わって春が歌いながらやってきても溶けないし、夏の夕立ちがごうごうとやってきても流されないほどその土の上のコンクリートは硬いんだ。かちかちのコチコチなんだ。ひどく柔らかいこの辺りの土よりもずっとかたい地球の皮膚みたいなんだ。ほら、ここの土がふやふやの口びるみたいな部分だとして、そのかたいコンクリートは指の先のかさかさの部分なんだ。そしてそのかたい皮膚のもう少し下を走る電車とかたい皮膚の間にはとても静かな世界が広がっているんだ。コンクリートの皮膚はとってもかたくって外から襲ってくる奴もそうそういない。とても優しくて平和な、海の底みたいな世界があるんだ。だから私は海にはとうとう辿り着けなかったけれどその静かな世界に行くんだよ。そのかたい皮膚の上の大きな街ではいろんな人があちこちから集まって、私たちは静かにそのかたいかたい皮膚の下の世界に集まるんだ。」


僕はミミズの最後の話を聴きながらその世界を想像して、アリに運ばれて行くのを見送った。

それから海まで歩いてみた。
ミミズが必死に掘り進んでも着かなかった海は歩いて5分とかからなかった。
僕が必死に掘り進んでもその静かな世界には辿り着かないのかもしれないと思った。
そして海はどこまでも青くて、また僕はコンクリートの下の静かで穏やかな世界を想い浮かべた。

......................



今日はさぶくてさぶくてもう。
ずっと突っ立ってた。道に。
それから人力で中央線を追い越そうと必死にチャリをこぎました。
曲がり角で笑顔の恋人達が手をつないでいて、それが目に飛び込んできたと同時に聴いていた音楽がバーン!!っと盛り上がって、お前は一体何と向き合っているんだ、と無言で通り行く風に耳元でささやかれた。
そして中央線にも一気に追い抜かれた。
しゃらら~、っと軽く抜かれた。
そしてがむしゃらにこいだチャリはよく知っているはずの道なのにいきどまった。
腹をかかえて笑いころげた。
それから笑ってドラムを叩きました。

そして大阪から来た友達と関東にいる友達と再会した。
結婚する友達へのメッセージをビデオに残したのだけど、ありがとうくらいしか言えなかったと思う。
心の奥の最後の砦のドアを素直に開けるとその言葉が静かに待っていた。

そして爆笑して、大好きだなぁとほくほくしたのであります。

後はあの子に電話するかどうか散々迷ってしまった。
結果妹に笑われました。

おしまい。

白黒色々ほるすた印

2006年11月19日 | Weblog

真っ白だけじゃないモー
でも真っ黒だけでもないモー

色んな部分があるんだモー

それでいいじゃないか
それがいいじゃないか


涙も流す
狂って踊る
花が咲いたら微笑む
風が吹いたらさすらう
むしゃらがむしゃら食べる

色んな部分があるから素敵だモウ
ひょっとしたらピンクやシルバーなとこもあるかモウ
全部自分だモウ
愛してあげなモウ
そのままで素敵さ もう

むしゃむしゃ
さらけ出してどんどん食べるモウ



ラムミ

2006年11月16日 | Weblog

好き。ということを考える。
なぜ好きか。考える。

電車で2駅くらい来たのに部屋のこたつを切ったかどうか確信の持てないどうしようもない不安に似ている。

リレーで自分の走る番がもうすぐまわってくる、という興奮と逃れられない緊張感が続く。

心は密林のようなずっしりした湿気と密度の濃い色なのに乾ききったため息がでる。

ウルトラ晴れているのに全然素直じゃない切ない曲が聴きたくなる。

遠くのものがもっと遠く見える。
金色射し込む夕焼けとか、群れからはぐれてしまった鳥みたいな飛行機も。
もっと遠く、もっともっと遠くに見える。

だから早く来て下さい。何よりも近づいて、心をわしづかみにしてずっと。
時間なんて止めてしまうくらい。



結果、なぜ好きかなんて分からない。
分かるのは、今好きだということ。
そしてきっと上手く話せないんだろうな、ということ。

2日くらい

2006年11月10日 | Weblog

夏こんかな
冬の前に
この季節も大好きなんだけど
おもいっきり期待を裏切って2日間くらい
秋の次に冬がくると思ったら大間違いよ!みたいに夏
洗濯物とかばっしばっし乾かすぜ!みたいに
なんで夏は暑いんだ
なんで冬は寒いんだ
なんで地球はまわってるんだ
あれ、ここどこだっけ
俺何だっけ

とまあ集中しつつもそんなことを考えながらドラムを叩いている。
いかんいかん、集中せねば!と自分に言い聞かせながら続けるとちょっとづつ頭が真っ白い世界に吸い込まれていって、体が自然に動く。気がつけばゆ~らゆらスティックが動く方向に体がついていく。
指先から伝わってくる音の破片の一つ一つが体に浸透してくる。敏感だ。すごく敏感なかんじだ。
集中と何も考えてない瞬間のちょうど真ん中あたり。
声が漏れそうになる。
誰もいないあの山にこもって棒きれを振り回して一人、木と風と創造の敵(忍者っぽいかんじ)とひたすら戯れてたあの時期、あの瞬間(ほぼ夜まで....)と同じ背中からじわじわ自分の宇宙が広がっていく感じ。
ああもうちょっと、もうちょっと。


はっ!!と気がつくとよだれをたらしていること多々。

こんな僕ですがどうもありがとうございます。
がんばってドラム叩いてます。

..........................

大人になっても奇跡は起きる

強かったあいつが電話ごしに少しさみしそうになっていて


それでも何度でもスタートできるんだ
いつかまたつながるんだ、と心では決心しているのに
言葉にするとあまりに無責任で、全然その苦しさやさみしさの端くれさえも共有できないことがはがゆいし、きっと同じことを自分以外の誰かと共有なんてできない、問題外なんだろうけれど

やはり思う
強く
強く
強く思う

大丈夫だ、今からまたスタートしよう
大人になっても奇跡は起きる

君は全然悪くない

心象

2006年11月07日 | Weblog

できた。書ききりました。
今タイトルを決めて一つの物語を完成させました。
もうどんな結果であっても笑おうと思います。
書きたいという衝動をくれたこの賞に感謝です。
エッセイに毛が生えたくらいの長さだからきっとすぐにかけると思っていた部分もあったかもしれないけど、途中何度も振り返っては書き直して、書き直しては迷って、そんな時間をうろうろうろうろとしていました。

だから今は最初の気持ちとおんなじ。
何の補償も無いこと、全くゼロから始めたこと、でもそこに激しい想いがあったということ。
完成した今同じ気持ちでいます。
途中不安でいっぱいになったし、自信もなくしたし、焦ったし、無理に書こうともしました。
それでも最後に思ったのは、自分の頭と心で精一杯感じ、考えて、大丈夫だ笑おう。ということでした。
全ての自分の感情や、状況を受け入れて笑おう、という気持ちが心の奥底からふつふつと沸いてでてきています。

大丈夫だ。
もろすぎるかもしれん。膝蹴りくらったらぺしゃんこになるような言葉かもしれん、「大丈夫だ」なんて。
でも倒れないんだ。ぶちあたって軽くはじき飛ばされても、何度でもゆこう。

決して大きくはない賞だけど、ちょうど頭の中に物語が出来上がっていたことと、その賞の選者がとても素敵で、僕は今回書こうと思いました。故にどんな結果でも「書ききる」ことができたことが何よりも嬉しく感じました。
だからなんにもひっかからんかったらいつか笑ってその物語を紹介したいと思います。

..........................

いいんだ
迷ったっていいんだ
疑ったっていいんだ
虚しくなったっていいんだ
妬んだって、自信なくしたって、届かないくやしさに打ちのめされたっていいんだ
泣いたっていいんだ
笑ったっていいんだ
自分を信じていてもいいんだ
誰かを信じてもいいんだ
未来を信じてもいいんだ
この気持ちをさらけ出してもいいんだ
その想いを全部打ち明けてみせて
血液型や日替わりの占いで一体僕ら一人一人の何が分かるんだい

生きてこそ僕ら
ここに在るからこそ僕ら

日。

2006年11月02日 | Weblog
ここ最近そんなに長くはないけど物語を書いていてもうすぐ完成するというところにきたのだけど、筆が止まってしまっている。
頭の中で少しずつ形になって、書き始めた瞬間、その衝動はすごい勢いで僕に取り憑いてある程度のところまでは完成したんだけど、その後見直して書き直しの連発。
その間に少しでも面白く書いてやろうと変な下心も知らず知らず頭の片隅にあったんじゃないだろうか。
それは架空の話でもあって、だから油断して頭で考えれば考えるほど僕が本当に書きたいと思っている言葉、文章からどんどん遠ざかっていきそうになる。

出てくる人物は一人一人僕の愛すべき子どもだと感じているし、当然のことながら、無責任にその言葉や行動を面白く書いてやろうなんて浅はかな感覚でその一人一人、文章そのものを裏切りたくはない。
裏切りたくはないなんて言葉は傲慢な気さえする。彼らをそんなにも簡単に、僕の本心から離れて書いてしまいそうになる自分がいて、それなら始めから書くなよ、と思う。
しかし内容はどうあれ(決してぶっ飛ぶほど壮快なものじゃないから)、僕が紡ぎ出そうとしたその一つの物語を最後まで書きあげたいと思う。〆切りのことを気にして焦って内容が薄くなってしまうなんてことは絶対にしたくない。

当たり前のことなんだけど
僕はその物語の登場人物一人一人が好きでたまらない
それだけを大切に、本当に大切にしたい