日記

Hajime

B

2009年07月27日 | Weblog
先日、「美」とはなんですか?
と、ほぼテロ的にメールをいろんな方に送信してしまいました。
そして多数の貴重なご意見をいただきました。

中にはとてもキャッチーな一言で、
あるいは長々とメールを返信いただいたり、長話をしてしまいました。
あまりに多くの「美」に対するそれぞれの見方、主張があり、気軽に送ったわけではないですが、返信するのにも大変な責任が生まれてしまい四苦八苦いたしました。
割と腑に落ちたものに関しては返信していません。すみません。

縦の軸(年齢)は、20代前半~40代。
横の軸(職業・趣味など)は、学生や教師、カメラマン、会社員、音楽関係などてんでばらばらでした。


様々な答えが返ってきて、とても興味深かったです。



「美」とは(人それぞれというのも多かったけど、そこはスタート地点な気がするので外させてもらいます)

・自然体
・不自然(自然な流れの中にある異物)なもの
・それが美だと作り上げて、それが美だと思わせるように操作するための平均値(その理屈を超えると心理に近い美になるが、それに名前はないほうが好き)
・輝いているもの
・悲しいもの
・自分がもっとも愛しく儚く感じるもの
・尻(ストレートでいい)
・つくりものではないもの、儚いもの
・説得力(自然の美や美しいもの、迫力、力強さを伝えるための)
・永遠と刹那とを持ち合わせ、官能にもつながるもの
・Art in you
・美しいと感じた心がその物にうつっていたら美
・センス
・「理想」手に入れたら不幸にすらなるほどの可能性があるもの
・まぼろし、まやかし


「美」とは何かということではなくて、自分が美と思うものや美しいと感じる心についてという意見も入り混じっていましたが、とても参考になりました。
この他にもいろんな意見があり、大変恐縮ですがすごく興味深かったので書いてしまいました。
かなり短くまとめさせてもらったものもあり、万が一意図するものと変化している可能性もあります。
その場合は本当にすみません。

男性(的)、女性(的)と系統づけるのは血液型によって人を判断するようで嫌で、ひとりひとり異なる意見、言葉の選びとり方、説明の流れが違うことにびっくりしたのは確かです。

でも直観的に男性(的)、女性(的)という大きな分かれ道がありました。
海か山か、みたいにざっくりした隔たり。
ここはすごく複雑で、興味深くて、難しく、隔たっていました。



ある友人が、
「美」とは生き様。と返してくれて、美というより美学に近いものなのだろうけど、それを美と思うならもはや美かもしれん。
すごく力強くて、まるで鉄板のようでした。かっこよす。


川内倫子さんの写真みたいに平穏の中にある悲しさのようなものを感じさせる意見もありました。とてもミクロな感じですごく好きです。
アリンコを超どアップで見る、みたいに。
細かいもの。






というより、その意味が明確に定義づけられていたら質問する必要もなくて、未だに多くの人が研究したり、表現したり、体現したり、伝えたり、感じたりすることを考えると答えはひとつどころじゃなくて、ありません!とすら思う。
あるのかもしれないけど、まだないのか。
なくていいのか。
いやどっちでもいいんか。


しかしながら、全く一人ひとり違う「美」があるので、聞けただけでもすごく頭が錯乱し、クリアになりました。

結局、私は、全部すげー美!
と思いました。

本来「美」という意味すらない、美の質量やエネルギーの発生しない無の美があって、それはだいたい全部にあって、心がそれを美だと思ったらエネルギーが生まれます。
そしたら自分の判断した美以外のものは美ではなくなります。
でも美ではないものがあるんでしょうか。
美以外は美じゃなくて醜なのか。
なら美という概念がなければ全て美もしくは醜、もしくはどっちでもあってどっちでもない。

性善説や性悪説と同じような感じになってきました。

なんで全部美かっていうと、全て醜じゃないと私は思うからです。




ちょっと疲れたんでこの話やめます。すみません。
またテロ的に変なメール送るかもしれません。すみません。
応えてくださった皆様ありがとうございました。

結局、答えなどないことなのでもやもやとしていたら、「答えが分からないなら辞書を引け!」と明瞭かつ的確にして痛快なアドバイスをいただきました。ありがとうございます。

【美】見た目が良い。美しいこと。内容が立派であること。美的直観の対象となるものがもつ性格を表す概念。


これだったら、やっぱり今生きて、いろいろ感じてる人に聞いた方が百倍くらいおもしろいな、とおもいました。

ありがとうございま美た。



今日はパスタをゆでました

2009年07月16日 | Weblog


セールに一人で行ってきました。
服やらパンツやら見て回ったのですが、結局本屋で本を買いました。
欲しいと思っていた写真集がなかったので、井上直久さんを買いました。
それから久しぶりにCDを買いました。
ピアノジャズロックのインスト。

インストのいいとこは当然ながらボーカルがいない、ということです。
でもベンフォールズとかは歌があってもピアノがかっこよいので好きです。
軸に歌があって、尚かつ曲にエネルギーぶつけました聞いてくださいというのが全面に放出されている人たちの曲は、浄水器屋の人みたいな感じでちょっとお引き取りくださいと思ってしまいます。


部屋の床が白いので、机を白いペンキで塗って、ペンキの匂いでトリップしかけて気がついたら厚く塗りすぎていた上に、乾く前にマックのモニターを置いたので少し色がはげました。

インドで撮った写真をまとめているのですが、枚数が減りません。
プリント代金がばかにならないのでちょっと手段を考えています。

8月終わりにヨーロッパに取材に行く予定だったのですが、9月末からの出発になり、紅葉を撮影してきます。
紅葉の写真は綺麗だけど、いっぱいあってもさみしい雰囲気になるだけだし、飽きやすい感じがします。
どういう風に撮ろうかと今からちょっと想像したりしています。

特に街なかというより、山での撮影が多いので、さみしい感じの写真になるのは避けられないし、秋から冬へのアルプスの山を歩くと、私もそんな気分が積もりながら撮ってしまうだろうからなんとかそれだけじゃないものも撮りたいなと思案しています。
帰りにはタイあたりにに2,3日よれたらいいな、と思っています。


今部屋にネットが繋がっていないので、インドも途中のままです。
ネット環境整えていこうと思います。

環境といえば、エコです。
最近は幽霊ってものすごくエコだなと思います。
エネルギーの消費も排出もないだろうし。
でも残留思念という意味ではそのエネルギーは生身の人間が作り出すエネルギーよりもすごいのかもしれません。

夜寝ていると8人くらいの幽霊がいつもやってきてぼそぼそと30分くらいしゃべってから部屋を出て行きます。
多分五日市街道に面した部屋なので、そこで何かあった人たちでしょうか。
でもそうすると昔からある道なので、そのうち江戸時代の幽霊とかもやってくるのでしょうか。
いずれにしてもエコな幽霊たちが立ち寄る部屋は、つまりエコ環境が整っているということかもしれません。
確かに余計なものはほとんどなし。
とすれば今の部屋結構最先端エコ環境なのかも!
とは思えません。
立場が変われば状況も変わるわけで、彼らにとってはいい環境でも私にとってはかなりへこみます。
環境破壊という状況も、消費活動の低下により経済の悪化を招きたくない国や企業の人々にとってエコは金づるなのかもしれません。環境の善し悪しは、その人の立ち位置によって恐ろしいほどかわるなぁと感じます。

あっ、でもエコな私の部屋にもひとついいことがあります。
杉並区なのでちょっと自然の名前が入っているところdeath