~ビール/ビエンヌ~
ヌーシャテルを後にして向かったのがビール/ビエンヌという街。
ベルンから鉄道で30分ほどのところにあり、この街もビール湖という湖のほとりの街。
この街のビール(Biel)というのはドイツ語で、ビエンヌ(Bienne)というのはフランス語です。
ちょうど言語の境目にある街で、2カ国語が公用語になっているため街の名前も両方の言語で表記されています。
スウォッチやオメガなどの本社があり、精密機器産業でも有名な街です。
駅を降りて旧市街までは徒歩15分ほど。
駅前はビルやお店が並び、歩道も広いのだけど、なんだか閑散としていて昼間っから酔っぱらいとかもいるので夜の一人歩きはおすすめできない感じです。
その通りをずーっと進んで、やって来たのが旧市街。
リンクという広場があり、ここは11世紀から18世紀くらいまで裁判の場として使われた場所で、今は音楽の練習をしたり、カフェがあったり、とほのぼのした雰囲気です。
いたるところで楽器の音がなっていて、通りでは大所帯のジャズバンドがごんごん演奏し、超渋い!
この日、ベルン→ラ・ショウ・ド・フォン→ヌーシャテル→ビール/ビエンヌと周り、荷物も結構あり、噴水で水をペットボトルにくんで腹を満たしてきたのでちょっとすさみかけの夕暮れだったんですが、街角から溢れる音楽に癒されました。
近くで(この街でも)ジャズフェスが開催されていて、街ではうじゃうじゃ演奏者が楽器を鳴らしていました。
お酒飲みながら聞きたい、と思いながらライブを横目に街の中心部に向かいました。
トランペットやサックス、トロンボーンを演奏するサングラスにスーツの黒人のおっさん。
余裕を持って旅するのもいいけど、立ち止まったら死刑、と自分にわけのわからない取り決めをしてまわって逆効果だったかもしれないと思いきや、最後にいい音楽を聞けてとても満足できました。というか、そういうのが旅の醍醐味だ!とテンションも勝手に上がってしまうわけです。
リンク広場
旧市街はかなり渋くてかわいいです。