日記

Hajime

ゆるり

2007年04月21日 | Weblog

なめらかな時間を過ごす

おのずと穏やかで素直な自分をとりもどす

目につかなかったもの、感じられずに通りすぎたこと
そしてやりたいこと、やるべきこと

呼吸を整え 静かに集中し
心に問う


その瞬間の答えが今の自分の道しるべにもなる



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中野にある友人が開いているカフェに行きました。
「雨降りのひとりあそび」
手作りの黒豆ケーキとコーヒー。若手作家さんの展示も行っていてそれも良かった。
あじさいの葉の色が濃くなり、どことなく黄色い空気(これは季節の日差しのようですね)。そんな瞬間、生きていることを痛烈に実感するくらい妙に世界が近い。しかもとびきりに柔らかくて落ち着いていて滑らかな世界。きれいだなぁ。
とてもきれいだ。そんな空気に混じり合っている自分の体と心が嬉しいと思ったりもする。
だからその瞬間にきちんと自分を捉えたくなる。

なめらかな時が必要な理由がよく分かる。
それはきっとそうでない時間があるからこそだろう。

2007年04月16日 | Weblog

盲目の猫が生きているのは
青いひもめいっぱいの長さ、1メートルと少しの領域だった
その端には食事をする為の白い皿があり
そこには得体の知れない何者から身を隠す為のいくつかの鉢植えがある


そこにはこのひとの時間があり
そこにはこのひとの歴史があり
1メートルと少しのこのひとの世界があった


鼻の頭に触れると前と後ろ両方の爪をしきりにたて
怯えと威嚇の表情 警戒のうめき


だからすまんすまん、と50数えて気配を消して
こっそり隣に座り、その1メートルと少しの世界の中で一緒に昼さがりの空を見上げた


さっきまでの緊迫ムードも忘れて
たてた爪もするりとにくきゅうの奥の奥へ
ふたりして春の午後はこの上なく気持ち良いものだと口を開け、空を見上げる

こんな心地よい昼下がりにはうめき声より、ごろごろと喉をならす君が良いなぁ

jam session

2007年04月09日 | Weblog

吉祥寺にてジャズのセッションイベントに参加しました。
枯葉とボサノバ調の曲をやりました。
全く知らない人とあまり経験のないジャズを初見でするということで最初は正直ド緊張でしたよ。
びびっちゃった最初の一歩は。
まぁ緊張してもしょうがないしね。感情がたかぶるのと力が入るのは違うしね。
ということでわりと自然体(言葉にするとちょっと違うけど)というか良い状態で集中して曲を始めることができました。



そして終わってみるととても楽しかった☆
出ることができて良かったです。
ジャンルとかねあまり関係ないなぁ、と思います。
手練た演奏者や音大生っぽい人達。そういうのあまり関係ない。
サックスいろいろ、ウッドベース、ピアノ、ピアニカ、フルート、知らない楽器の人。

技術がまず大切なんだけど(感情を音にして出す為には絶対に)、その上でやっぱり今の気持ちが大切やと思う。


まず目の前の現実が大切やけどね、理想のない現実なんて意味がないのかもよ、とも思う。


話がそれたけどつまりは楽しめたし、良い刺激になったんです。
良い人達と気持ちよい音楽ができた夜。

あと生まれて初めて知らない人からビールをもらいました。
「あちらのピアノの方からです。」ってマスターから。
おごってくれたのはピアノで出演していた渋いおっちゃんで、ありがとうございます~、とビールを持って上にあげるとニヤリと良い笑顔。そういう空気感嫌いじゃないです。
ありがとう、おいしいビール。
味ありすぎですよ、おっちゃん。またいつか一緒に演りたいです。


今日出てみて感じたことは、単純だけど音楽が越えるのは国境どころじゃない。
そう思えたんです。



ということで明日からも東京Blue Weepsがんばろうと思います。

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いろいろやってりゃそりゃいろいろあるよ。
求めたり欲するとね、いろいろ煙も立つかもね。
そんなことは最初から知っていただろ。
好きなものを好きだと言えばね。

言いたいと思う。
好きなものが好きだと。













ドラムだけどめちゃめちゃかっこいいギターだったので。

風の音から

2007年04月07日 | Weblog

こうして立っていられるのは
自分が自分であるからです


確かなものは自分だからです


離れていかないのは自分だからです
離れていけないのは自分だからです
あなたの優しさをも見て見ぬふりしてしまいそうになるけれど


そうして天を見上げて空に笑われて
光の粒に肩をたたかれ




でもほんとうは
それでも今立っていられるのは
あなたのあの言葉を奥底で信じているからです
あなたを想えたからです


あなたの名を今でも呼べるからです
微かな世界を分かち合うことができると想っているからです


奇跡も運命も知らない
ただいつか偶然にもあなたと手を取り合える日が来るのかもしれない
意味もなく笑えるかもしれない


黒い波にのみ込まれそうな夜も
離れないあなたの声を思い出して、今立っています


自分だけを信じて立っている、と口にしてみても


本当はあなたがいてくれたから

この手を離さないでいてくれたあなたがいたからです



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誰かと誰かがチュウしていた
幸せそうだ
チュウってなんよ
なんなんだろう

でもチュウっていいな、幸せそうだ


ばらばらに見失いそうになる
それからそれでもなお確かめようとする心
達観なんてきっと死ぬまでできないだろう
あっけらかんと言い切ることも難しいだろう
それでもなお
探してみようと思う