出雲にて能楽師、狂言師、チェリスト、和奏楽、ダンサーによる公演
~黄泉の通い路「古事記」と漱石の見た夢~
をしたのですが、そこで、特に、能楽と狂言の関係性について各演者の教えを聞くことができ、
大変貴重な経験となりました
人の「生」と「死」の交わり
能楽と狂言
光と影
陰と陽
静と動
やはりこれらは微妙なバランスの上に存在していて、
分かつこと、隔てることは不可能であり、
ともすれば一瞬にしてその存在が相互に入れ替わることで成立しているのかもしれない、
と感じられました
細かな話しは置いておき、
ただ体感のみでいうなら陰は正であって負であり、陽も負であり正
であるということだけ
おもしろかったです
明日は、古くからの友達で、唯一松江にいる人の結婚式
撮影を頼まれているのですが、私は今、カメラマンではありません
それをふと思った時、ブライダルの撮影などくそくらえだし、
何か私にしか写すことのできない彼と彼女のシーンがあるのではないかと思いながらカメラを持つのを楽しみにしています
私が彼ときちんと再会するのは10年近くぶりで、当時から会話の必要ない時間の過ごせる人であり、
また彼とペアになる彼女、そして明日撮影用に借りるカメラと会うのは明日の当日が初めてであるので感覚と観察のライブ感があることに非常にむらむらしているのですが、
証拠としての演出ができる写真を撮る気はほぼなく、しばらく表に出していない研いだ塊を試してみようと思っています
彼と彼女、陰と陽、光と影、
どちらもどちらの要素も携えていて、
それを少し、収めることができたら、
鈍っていない気もします
いい写真を撮ろうと思います